そんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 大学職員に合格したいなら、こんな役割はしっておかないと不合格
- 大学職員に求められる役割は、こうやって理解する
弊ブログからは2022年だけでも3月時点で14名、累計271名が大学職員へと転職成功しました。
大学職員に合格できるひとはどんな人なのでしょうか?
実は大手企業勤務のエリートというのは一握りで、大学職員に転職したら待遇が上がってノルマや目標から開放された!という人がほとんどです。
今日の記事では、大学職員の役割として、大学職員に転職したいときのエントリシートや面接で良く聞かれる、「大学職員はどう有るべきか?」的な役割をまとめてみました。
大学職員への合格には、「大学職員という特殊な仕事を深く理解し、具体的な部署名まで落とし込んでやりたい仕事を話す」ことが非常に重要です。
大学職員は教員とどんな関係なのか、民間企業と求められる役割は違うのか、合格に直結する志望動機の書き方に落とし込み、この記事を読めば大学職員の役割が理解できます。
実は、大学職員はやめとけと言われることも多いのですが、それは大学職員の役割にも起因しています。
大学職員はやめとけと言われる理由は○○○で、それは事務職員のパワーバランスや働き方に関係しているのです。
ただ、民間企業からの転職であれば今がホワイト大手企業でなければ、間違い無く待遇はアップするので、安心してOKです。
私自身、大学職員に転職してノルマや目標、出世競争から開放され、夏休み3週間以上みたいな環境で超絶ホワイトに働いています。
そんな美味しい仕事である大学職員になるために、まずはこの記事で「大学職員の役割」について理解していきましょう。
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大学職員に求められる役割とは?
大学職員に求められる役割とは、民間企業と全く違うものであるということをまず理解する必要があります。
特に、民間企業では自分でバリバリと仕事を進めれる人材だったり、営業力のある人に人権があるものですが、大学職員の場合は全く違います。
むしろ、大学職員の場合は自らの主体性のみでは仕事が進まない為、民間企業よりも意思決定のスピードが遅かったり、成果を求められなかったりします。
民間企業から転職すると、そんなノルマや目標の無い世界が楽で最高なのですが、転職するにあたっての面接ではそんな事言えないので、きちんとした役割理解が重要です。
大学職員に求められる役割において、まず大切なのは大学には事務職員と教員が働いていて、教育に関係する決定権は教員>>>事務職員という明確な線引があるということです。
この大前提を理解せずに民間企業のノリで志望動機を書き進めていくと、「バリバリと自分が先頭に立って学生向けにインターンシップ等を取り入れたカリキュラムを作っていきたい」というような、大学職員からしたら意味不明な志望動機になりがちです。
大学において、カリキュラムを決定する権限があるのは教員であり、そこに事務が大きな方向性を決めるほどの決定権は持ち合わせていません。
なので、大学職員に求められる役割を考えるときに大切なのは、教員が考える理想の教育像に対して、事務的な面からサポートしていくということになります。
これは、教員は理想を語りがちであり、学生数が多い大学でもきめ細やか過ぎるような取り組みを行おうとしたり、履修登録のシステムでは管理しきれないような壮大なカリキュラム案になったりします。
そのときに、事務職員は履修登録システムの運用という事務的な側面から教員にストップをかけたり、代替案を提示したりする役割が必要なのです。
大学職員の仕事において、教員と関わる場面は非常に多いですが、教員が決定権を持っているからといって、教員の役職は2~3年の持ち回りである為、きちんと運用するには事務職員の力も重要です。
大学職員に求められる役割としては、教員の言いなりにならず、事務的な面でのプロフェッショナルとして対等にアイデアを出せることが重要であると言えます。
大学職員に求める人材像とは?
大学職員に求められる人材像とは、大学という教員・学生・保護者・地域・行政などの多様なステークホルダーが存在するなかで、事務のプロフェッショナルとしての交通整理ができる人材です。
大学職員の働く世界は非常に縦割りであり、事務職員もかなりセクショナリズムが強いです。
「その仕事はこの部署の仕事ではない」というような、消極的権限争いも常時多発しており、部署によっては部署の担当部長が事務職員ではなく教員でもあることから、その教員が考える理想的なプログラムなどが調整無く乱発されてたりします。
そうすると、似たようなプログラムを全然違う部署でやっていて、対象となる学生を食い合っていたり、そもそも認知が低すぎてどちらも成功していないということは日常茶飯事。
そんな非常に縦割りの行政組織のなかで、部署ごとの利害や担当している教員の教育への理念などを交通整理しながら、一本化したり廃止したり、そのように物事を動かせる人材が重要です。
特に、大学の世界においては、似たような偏差値帯で特筆すべき取り組みをやっていうということほとんど無く、どの大学も似たような取り組みを焼き直して実行しています。
このあたりに、大学職員の志望動機を考える中途採用希望者の難しさがあり、「なぜその大学をわざわざ志望するのか?」というような重要な質問に答える際に、実はどの大学でも大した取り組みをしていなかったりするのです。
そんななかで、実際に大学職員に求められる人材像としては、すでに似た環境で実行されている取り組みを学びながら、良いところはパクって自分たちなりに昇華させた取り組みとするようなまとめる能力が重要になるのです。
また、大学職員に求められる人材像のなかで、「民間企業みたいなトガッた人材」ということを書いているような大学も最近は増えてきていますが、実際に大学職員として働くとそんな人材のクセが強すぎると、うまく行かないことが多々あります。
そうなると、民間企業のようなバリバリ系の人材というよりは、きちんと大学職員という世界の仕事を理解していて、上手く教員とも付き合えそうな人材というのが好まれるのです。
実際、弊ブログから2022年の3月時点では14名、累計では271名が合格しているところから、大学職員になれる温度感というのは非常に理解しているつもりです。
大学職員に求められる人材像、大学職員になれる志望動機が気になる場合、いつでも無料相談用のLINE@もご活用ください。
また、転職エージェントでの添削や過去の選考事例を基にしたアドバイスも、無料なので有益です。
このブログから407人が大学職員に内定しました
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大学職員を目指せるエージェントのまとめ
弊ブログからは、2018〜2024年で407名が大学職員へと転職しました。
大学職員の転職は情報戦です。自分の知らないうちに求人が出ていることを避けないといけません。
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大学職員に求められるものという小論文を攻略するには
大学職員に求められるものというタイトルの小論文は、大学職員の転職試験においては、非常にオーソドックスな設問です。
むしろ、これぐらい簡単な問題はサービス問題であるというぐらいまで大学職員への転職を希望するのであれば、志望動機をブラッシュアップさせて行く必要があります。
特に、民間企業のノリのままで大学職員を考えると、「仕事が楽そうだし、事務作業している人だから余裕でしょ」みたいに考えて来る人も多く、そういう人は対策不足で即終了しているのが現実です。
実際、大学職員に転職してみると、大学職員の年収は非常に高く、ボーナスも年功序列で大手私立大学になれば300万円の支給とかも全然普通でありますから、非常に天国みたいな職場です。
ただ、働くという観点では会議文化・紙文化でめんどくさいことが多く、決して理想だけで選考を突破できるということもありません。
大学職員に求められるものという小論文で書かせてくる際には、教育に携われるとか、成長に関われるというような理想論のみで他の転職希望者との差別化は難しいということを理解すべきです。
また、小論文を書いていくなかで、大学職員の小論文というのは非常に多くの文字数を書かせます。
これは、大学が紙文化の古い世界であるということの証左でもありますし、パワーポイント等を使わないワードでの長文文化だからであったりします。
また、中途採用市場では大学職員が楽で年収が高い年功序列なので人気になっていることは大学側にもバレており、多くをふるいにかけて脱落させるための趣旨ということが多いのです。
その為、通過できるレベルにまで仕上げるコツとしては、大学職員に求められるものを理想論で書くことはNGであり、むしろ、その大学ではどんな課題があって、その課題には教員をどうやって事務職員が動かせて改善していくかというような、他者に働かけていくというスタンスが大切になります。
それを合格レベルに持ってくるには、大学職員の世界で良く使われている単語や言い回し、文科省が重要だと公言している施策への理解など、結構勉強時間が必要です。
それを皆さん弊ブログの記事などで補完しながら取り組まれ、最終的には累計270名以上が大学職員へと転職成功できました。
時間が無いという人には、答えまで書いたnoteもありますので、一度参考にしてみて下さい。
>>累計271名(2022年3月時点)が合格した大学職員転職で、合格確率を高める志望動機の組み立て方と業務理解のコツ