そんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 大学職員は実は母校のほうがなりにくい?不合格者が多い理由
- 母校を志望するのに落ちる人が書いてしまっている失敗の志望動機
弊ブログからは累計266名が2022年2月時点で大学職員へと転職成功しました。
大学職員は母校の方が受かりやすいですか?という質問を無料相談用のLINE@で頂きますが、たしかに母校出身の大学職員は多いですが、母校だから受かりにくいということは無いんです。
ただ単に母校だから受けている人が多い=絶対数が多いので合格する人も多いという図式であることをまず理解する必要があります。
そして、母校だから受かりやすいかもと思っているひとは、高確率で失敗していきているので、母校だからこそ確実な志望動機で大学職員に合格できる内容があるということを知ってほしいです。
ちなみに、新卒の大学職員は圧倒的に母校のほうが受かりやすいです。
これは、新卒=自大学卒が基本というのもありますし、むしろ即戦力の中途採用は募集すれば優秀な人がいくらでも来るので、わざわざ他大学を採用するメリットは少ないからと言えます。
そして、新卒が中途採用のエントリーシートを見ると、母校だから応募してきたみたいなエントリーシートは物足りず、実は母校なのに受かりにくいという状況も発生してきています。
そんななかで、弊ブログは累計266名が大学職員へと転職成功したので、母校だから受かる志望動機、落ちる志望動機について、この記事で解説致します。
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大学職員の母校で志望動機で失敗する人が多い理由
大学職員になりたい!と思ったとき、まず考えるのは母校の大学職員、そして待遇が良さそうな有名私立大学の職員になると思います。
たしかに、大学職員の平均年収は早慶~Fラン私立まで含んで734万円と公務員より全然高く、大手私立大学ともなれば年功序列で年収1,000万円ぐらいは誰でも到達します。( >>日本の大学職員年収ランキング )
基本的に大学職員の年収は高いですし、ノルマや目標も無くて休みも長いので、大学職員と言う仕事自体が最近人気になってきています。
そんな大学職員で母校の職員を希望する人は多く、学生時代は全然興味のなかった仕事であったとしても、社会人になってみたら明らかに大学職員が楽そうなので、人気の仕事です。
弊ブログからは累計266名が2022年2月時点で大学職員へと転職成功していますが、母校に転職する人は確かに多いです。
ただ、それは母校だから受かったというよりは、弊ブログで重要視している大学職員の志望動機の考え方など、どの大学を受けても通用する能力を獲得したからかなと思います。
むしろ、無料で相談できるLINE@において、みんな最初は次のような志望動機を書いて、まず最初の失敗をしています。
母校の大学職員を志望するに当たってのNG志望動機
- 「母校でお世話になったから」→大学職員の転職になると急に母校にお世話になった人が増えるので、相当な具体性が無いと嘘と見なされます。
- 「母校の発展に寄与したいから」→発展に寄与できるどんな能力を現職で獲得したか書かないと落ちる
- 「母校の後輩のサポートがしたいから」→すでに勤務している大学職員でサポートしているので、相当な具体性が無いと薄いと感じて落ちる
母校だから~というのは、あなた自身がエントリーシートを書く上での理由でしかないです。
母校で働いている大学職員は、「どんなことをしてくれそうなのか」、「母校のライバルと比較して何が強くて何が弱いか理解しているのか」このあたりを認識している人のほうが「勉強しているな」と思って通過させてくれます。
逆に言えば、大学職員の倍率は高いように見えて低いです。これは意外とみんな知っていません。
80%ぐらいは「母校だから」というような薄い志望動機で受けている人が多いので、対策をすれば母校出身であることの強みは非常に大きくなるのです。
大学という場所はアカデミアという特性上、「批判的思考」をかなり好みます。
これは教員がそのような思考に立って研究をしているからなので、自然と事務職員もそういう思考になってきます。
なので、まずは母校を批判的に論じてみるという視点が非常に重要であり、そうすることによって同偏差値帯のライバル校と比較して何が強くて何が弱いのか、それを明確化させることが可能です。
それがご自身で難しい場合や、時間が無い場合は、答えをnoteにも書いていますので、参考として下さい。
>>【2月16日追記】累計266名(2022年2月時点)が合格した大学職員転職で、合格確率を高める志望動機の組み立て方と業務理解のコツ
大学職員の母校に落ちる可能性はどれぐらいある?
大学職員で母校に行きたいと言う人は、母校が好きだったり、母校の方が受かりやすそうと思っている方が多いです。
これは、半分正解で、半分不正解であり、むしろ志望動機で「母校だから」しか推していない人で選考を合格した人は、弊ブログが累計265名以上合格していますが存在していません。
大学職員の母校と他大学の合格のしやすさについては、関西大学職員の倍率事例が参考となります。
年度 | 応募者総数 | 関西大学出身者数 | 他大学出身者数 | 内定者数(関西大学出身者数) | 倍率 |
2007 | 249名 | 79名 | 170名 | 7名(2) | 36倍 |
2008 | 406名 | 141名 | 265名 | 8名(5) | 51倍 |
2009 | 291名 | 108名 | 183名 | 14名(7) | 21倍 |
2010 | 362名 | 103名 | 259名 | 10名(4) | 36倍 |
2011 | 568名 | 173名 | 395名 | 3名(2) | 189倍 |
実は、平均すると50%程度は他大学卒で合格していることが分かります。
これが新卒採用となると、他大学卒で新卒大学職員なる倍率が303倍だったりそもそも採用数0名だったり、しますから中途採用のほうが様々な大学に合格できる可能性があるということです。
また、出身大学意外を受験することのメリットは、多くの人が志望動機で悩み、合格できるレベルを全然書けないので対策すれば一気に抜きん出て有利になるということです。
それが、弊ブログで累計266名以上が合格できている秘訣であり、具体的な志望動機の書き方をブログ記事で公開していますし、書くのが難しい職務経歴書は転職エージェントで自動作成するAIのツールもあるので活用したほうが時短になります。
>>職務経歴書を転職エージェントのAIツールで書く 【公式】リクルートエージェント
大学職員として貢献できることが無くても実は合格するコツ
大学職員として貢献できることとは、現職の仕事で培った能力をどうやって大学職員に活かすかだけではなく、その大学で取り組んでいる具体的なプログラムに自分の能力をどう活かしていくかまで考える必要があります。
大学職員に転職したいと思ったとき、母校の職員であってもそうでなくても、「大学職員として貢献できること」をエントリーシートで求められることが多いですが、書き方にはコツがあります。
弊ブログから累計266名が2022年2月時点で合格していますが、大学職員として貢献できることの書き方の軸は共通しています。
大学職員として貢献できることの考え方・書き方
- 現職で得た能力を●●力として複数設定してみる(まず、書きやすいオーソドックスな調整力などから始め、分かりやすくてオリジナリティあるのがベスト)
- ●●力を大学職員のどんな仕事に活かすか調べる(最も重要:これが薄いと大学職員の面接官に通用しない >>大学職員の仕事内容で転職を失敗しない為に知っておくべきポイント )
- その仕事が、受験先大学ではどんなプログラムと関連しているか、具体的なプログラム名を抽出して調べる
- そのプログラムが他大学ではどうなのか、高偏差値大学・小さい大学(意外と小さい大学のほうが熱心にやってたり)と複数の大学の事例を調べる
- 受験先大学ではこうあるべきだという政策提言と、そのために自分のどんな能力を活かせるか
この組み立てで、ほとんどの大学職員志望者に勝てます。
大学職員志望者=同じような中途採用の人であり、大学職員を志望するのは現職が忙しいから楽な仕事がいいからですし、基本的にみんな時間がありません。
そのなかで、なんとか時間を捻出して効率的な取組みをできた人が勝てるのが大学職員の転職活動であり、その結果が累計265名以上の合格になります。
大学職員で卒業生枠を探す方法
大学職員の卒業生枠を探したい場合、最も可能性があるのは地方の中小大学です。
これらの大学は地場で受験生を集める必要があり、地元の高校→地元大学という進学が生命線になります。
そうなると、やはり地元出身でずっと勤務してくれそうな人を望む傾向にあり、そのような求人は地元ハローワークとかで出てくる狙い目であることも多いので、定期的に確認しておきましょう。
あとは、女子大も卒業生がかなり多いです。男性事務職員もいますが、やはり女子大であるが故に女性職員の割合が圧倒的であり、独自の思想に基づいて教育されることが多い女子大はそれだけ卒業生も多くなっています。
女子大はもう冬の時代であり、名門と呼ばれる女子大でもかなり募集が厳しいことが多いので、そのあたりを理解できている人が合格している印象です。 >>毎週更新の最新の求人一覧を見る
地方中小・女子大以外での卒業生枠枠となると、もうあとは存在しませんが、公募よりはクローズドな非公開求人としては転職エージェントが挙げられますので、多くの人はこちらを使うことも多そうです。
こちらは卒業生枠とは関係ありませんが、転職エージェント内で選考をして推薦される流れの為、見込み有るなと思われた方が合格確率があがります。
特に、大学職員の転職の場合、一流企業勤務でも薄い志望動機しか書けないことが多々あるので、中小企業勤務でも逆転可能なのがメリットです。
AIでの職務経歴書自動作成などもありますし、他の人より早く求人を知ったほうが当然有利なので、出し抜かれないうちに動くことは大切です。
>>転職エージェントの非公開求人を見てみる 【公式】リクルートエージェント