そんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 30代で大学職員に転職したい人がやるべきこと
- 30代で大学職員に転職したい人の合格体験談
- 250名以上が大学職員に転職してわかったこと
弊ブログでは、2020年に108名、2021年は73名が大学職員へと合格し、累計合格者数は259名となりました。(2022年1月現在)
転職していく年齢層はバラバラで、新卒数ヶ月で会社を辞めてしまった人から、50代のベテラン社員まで様々です。
特に、弊ブログの場合は『大学職員としてどんな業務を具体的な部署でどうやって働いていくか』という、仕事内容の具体的理解に力を入れており、それが功を奏して多くの内定者が出ていると感じます。
もちろん、50代ともなると定年退職が見えており、どの大学でもバンバン採用していくれる訳ではありません。
ただ、20代や30代は、大学職員の転職においてメインであり、対策次第できちんと合格を出せる年齢だと思っています。
イメージとしては、20代・30代は公募と転職エージェント、40代〜50代は近隣のハローワークなどでの地域密着求人という感じでしょうか。
特に、弊ブログであれば、公募求人のまとめ(毎週末更新)と実績あるエージェントであればリクルートエージェントの2つを併用しておけば、求人の取りこぼしはなくなるので、他人に先行して求人を取られることはなさそうです。
今日はそのなかでも、30代で大学職員へと転職したひとの体験談を中心に、具体的な対策方法をお知らせしますのでぜひ参考として下さい。
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30代が大学職員転職に失敗しない為に取り組むべきこと
30代で民間企業から大学職員へと転職したい場合、やるべきことは非常にシンプルです。
弊ブログでは累計259名以上が大学職員に転職しましたが、その多くは20代と30代で占められているため、大学職員としてのニーズも30代にはあります。
大学職員への転職失敗しない為に、、、としては意味が2つあり、1つ目は大学職員に転職できないことを避ける、2つ目はハズレの大学を引かないというのが重要になります。
後者については、大学職員がなぜ年収1,000万円の年功序列でも辞める人がいるのかについての記事をご覧いただくと、大学職員の雰囲気というのが分かると思います。
そして、最も重要な「大学職員に転職できないことを避ける」ということでは、志望動機の組み立てと転職求人の探し方が非常に重要です。
特に、実は大学職員の倍率は実際は低いことを暴露した記事でも言及していますが、80〜90%の人は大学職員がラクで高給だからという転職理由以外に具体性を見いだせておらず、面接では勝負になりません。
弊ブログがなぜ累計250名以上の大学職員の合格者を出しているかというと、200を超える記事内で「具体的な大学職員の仕事の理解と、事務職員に必要な能力」を知れるようにしているからだと思います。
民間企業での営業成績やマーケティングでの高い実績などは、大学職員への転職に必要ありません。
というか、そのような実績が無くてもきちんと対策をすれば大学職員には合格できてしまいます。
これは、民間企業間の転職において即内定がでる超優秀な人材でなくても、「大学職員という仕事を理解し、具体的な部署名まで落とし込んで志望動機が話せる」人であれば、私みたいに使えないリーマンだった人でも合格できるということになります。
なので、30代で大学職員転職を失敗したくない人は、
これらについてまず集中して考えることができれば、一気にエントリーシートの通過率が向上するのは間違いありません。
あとは、公募求人の確認と、非公開求人で自分の知らないところで選考が進んでいることを防ぐ為、最大手のリクルートエージェントで非公開求人を押さえておけば、事前準備はOKです。
大学職員に転職できない30代はココがダメ!
弊ブログからは、累計250名以上が大学職員へと転職していますが、大学職員に転職できない30代の方は、どこがダメなのでしょうか?
実は、これは民間企業での実績の有無とは全く関係していません。
むしろ、大学職員の転職体験談を見てみると、キラキラした仕事デキる系のひとが大学職員に転職しているのでは無いことが分かると思います。
まあ、そうですよね。仕事がデキるなら、わざわざ大学職員に転職しようと思わないのが一般的です。
私の場合、民間企業の出世競争やノルマ、目標が嫌で、そのようなプレッシャーから開放されて仕事が楽そうだという理由で大学職員に転職しました。
そんな、「逃げ」の転職であったとしても、大学職員であれば年功序列で誰でも年収1,000万円(→大学別年収ランキングも確認する)でしたし、夏休みと冬休みは合計で1ヶ月以上ある世界へと転職でき、毎日のんびりできています。
なので、その人の能力が大学職員への転職の成功可否を決めるということは全く無いので、大学職員への転職は諦めなくてOKです。
ただ、大学職員へと転職できない人には特徴があり、
- 弊ブログでは、志望動機を深めることが全てとしているなかで、薄い志望動機しか考えられない
- 志望動機の考え方は連想ゲームであり、直接的な現職との関わりが大学に無くても考えれるのに、考えられていない
- 教職協働に関する知識不足で、教員と事務職員の基本的な関係が理解できていない
このように、事前準備不足であったり、いまの仕事が大学職員と関わりが無いから志望動機が書けないと思い込んでいたり、自らの引き出しを増やそうとしていないひとは、やはり合格が厳しい現実があります。
特に、大学職員は教員と関わることから、議論になった際にさまざまな知識(学内のルールや過去の経緯)を組み合わせて、相手を納得させる必要があります。
ときには、事務職員側が進めたい方向に進めれるように、うまく過去の経緯をすり替えながら、相手を納得させるような議論の進行方法も必要です。
そうなると、「志望動機の考え方が連想ゲーム」というように、直接的な関係がないような事象であっても、関連しそうな点を組み合わせて喋る能力も必要になってきます。
それらはトレーニングすれば誰でもできるのですが、面接時点でも大学職員の場合は比較的高所大局の視点で物事への考え方を聞かれることも多い為、選考段階から自らの引き出しを増やしておくのは重要なのです。
ちなみに、志望動機の考え方、連想ゲームのヒントは【 大学職員の志望動機|例文6個で選考ポイントを完全理解【2021】 】で詳しく解説していますので、ご覧ください。
公務員から大学職員に転職するなら30代がリミット?
公務員から大学職員へと転職したいという30代の方は、かなり多いです。
まず前提としては、公務員と大学職員では仕事の進め方は非常に似ているため、仕事としての親和性はかなり高いと思っています。
なにか議会で決まった政策実現のための手法を考えることや、議会には公務員は幹部しか出ないがその幹部の答弁は実務担当者で考えているなど、議員と官僚の関係も公務員と大学職員の転職には参考になります。
まず、公務員から大学職員へと転職するメリットについては、やはりなんと言っても年収が全く違うところでしょうか。
大学職員の場合、地方Fラン大学〜早慶レベルまでの私立大学職員平均年収は730万円を超えており、国家公務員の平均年収(637万円)を大きく超えています。
関連記事>>>大学職員への転職で公務員年収ランキング3位以上が確定する
友人の公務員と比較しても、大規模な私立大学勤務の大学職員であれば、1.5倍ぐらいの年収になっていますし、休みの数も公務員とは比較になりません。
夏休みと冬休みで合計1ヶ月は休めているのは大学職員のメリットです。
また、大学で関わる人間の層は、大学教員や4年間で400万円以上の学費を支払える層であり、現場の区役所や市役所でさまざまな市民と関わるのを比べたら、民度は高いため落ち着いているというのが特徴です。
それに、ぶっちゃけ大学職員も多くは国からの補助が投入されているにも関わらず、年収は1,000万円超えてきていますが、なぜか公務員だけやたらと叩かれる可哀想な現実もあります。(→大学職員の年収ランキング【最新版】)
そんな公務員を辞めて大学職員になりたいという人が増えてきているのはごく自然な流れですが、転職のリミットはやはり30代までという点は民間企業から大学職員への転職と変わりません。
特に、大学職員が20代・30代までの転職者がほとんどを占めることについては、中途採用で取るなら若いほうがいいという組織への新しい風を期待されていることが大きく、大学という特殊な業界に染めつつも変革を一応期待されています。
民間企業や公務員で新卒〜10年ちょっと勤めた30代は、大学という特殊組織に新卒からいるプロパーよりもいろいろ知っていたりタフである可能性が高く、そのポイントに採用側は期待しているのです。
ただ、実務能力のPRだけでは合格できない為、その能力に「大学職員という仕事への理解(特に教員と事務職員の関係)」を組み合わせて志望動機を作っていくと、合格には一気に近づけます。
実際、弊ブログではその点を深く理解していったひとから合格できていますし、選択と集中で対策すべきことはシンプルなほうがいいと考えています。
また、選考が公募ではなく非公開求人で転職エージェント経由(大学職員だと最大手のリクルートエージェントがほとんど)が募集していたとしても、エージェント内の選考でも勝ちやすいというメリットも。
大学職員に転職したい30代が年齢に合わせてやるべきこと【実績有】
大学職員に転職したいと思ったとき、なにをすべきか・・・みなさん、その部分からかなり悩まれています。
ただ、その部分は非常にシンプルで、弊ブログではそれを大切にしたからこそ、累計250名以上が大学職員へと転職しました。
その大切なこととは、『大学職員という仕事を具体的に理解すること』。
え?これだけ??
とみなさんなるのですが、8割以上のひとはその言葉の意味を正確に理解できていません。
実際、大学職員の倍率は100倍以上であることが多いのですが、本当にそのなかで勝負になるのは20%程度です。
倍率に物怖じせず、30代のあなただからできることを、大学職員の仕事とリンクさせて頂きたいなと強く思います。
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大学職員転職が厳しいと言っている人が一生合格できない簡単な理由
続きを見る
特に、大学職員の場合は教員との教職協働の働き方を求められ、意思決定においては教員>>>事務職員という明確なパワーバランスがあります。
しかし、その教員の意思決定を大学職員は補佐する必要があり、時には事務職員サイドから教員を上手く軌道修正しながら進んでいくことが重要なのです。
そうなってくると、20代よりも物事の調整力に長けた30代の経験が必要となるのですが、その調整力をPRするなかで、大学職員と教員との関係性を理解しながら進める必要があるのです。
エントリーシートの進め方に迷った場合、弊ブログでは無料相談をLINE@にて実施しておりやり取りは他人に見られることはありません。
転職エージェントにおけるエントリーシート指導とも併せて、ぜひ活用してみてください。
このブログから407人が大学職員に内定しました
2024年4月までに
大学職員を目指せるエージェントのまとめ
弊ブログからは、2018〜2024年で407名が大学職員へと転職しました。
大学職員の転職は情報戦です。自分の知らないうちに求人が出ていることを避けないといけません。
弊ブログでの実績のある、合格者がみんな使っていたエージェントは2つだけですので、シンプルです。
早めの登録と活用がポイントになります。
大学職員に転職できるエージェント
リクルートと並ぶ実績のあるエージェント
大学職員に転職できた30代の合格体験談【2021年版】
30代の年齢になって大学職員を目指した理由と退職理由
大学職員という仕事を通じて社会貢献をしたいという気持ちがありました。
私立大学は非営利ではないが、それに近いような仕事のほうが自分に合っていると思ったのも理由です。
現職は医療業界であり、人への貢献という観点では社会貢献性は高かったが、医者を頂点とする特殊な世界なので辞めたい気持ちも強くあった。
教員免許を持っていることで志望動機が作りやすいと当初は考えたのですが、暇な大学職員さんにアドバイスいただくなかで、教員と事務職員のポジションが全く違う為、あえてソレは使わないことにしました。
このあたりは、多く大学職員に内定しているプロとしての見解をいただき、それが結果的に当たったと思います。
大学職員を30代になって、あえて目指した理由は上記です。
大学職員の場合、ノルマも無く年収も高いというのは有名ですが、私の場合は前職の人間関係が良く、ダラダラ勤めてしまったという感じが強かっったので、年収や福利厚生は非常に魅力的でした。
医療系の業界において、前職の年収が低いことや福利厚生は乏しいことから、40代になるまえに転職してしまおうと思ったのがきっかけでした。
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大学職員の年収ランキング|現役が解説する内部情報【2023年12月版】
続きを見る
30代で大学職員を目指すに当たって役に立たブログ活用方法
このブログを読むことによって大学職員は主体的に自分で主体的に変革を行っていく仕事ではなく、教員の方々をサポートをする仕事だということをあらかじめ知ることができ、志望動機や面接対策が間違った方向に行くのを防ぐことができました。
実際、大学職員として入職してみると、主体性主体性と面接で言われた割には、受け身の業務が多すぎてビックリしました。
そのあたりは、面接におけるタテマエと、そのタテマエを踏まえてあげながら、事務職員としてどうやって教員と働いていくか(この人なら教員と上手くやってくれそうか)をPRするのがとても重要だと感じました。
過去の面接で聞かれた質問を参照し(内定体験談に複数あり)、それについて想定解答を考えることで面接対策を行いました。
またベネッセBetweenの存在を知らなかったので、このブログで推薦されていたので、たくさんの記事を読んで報収集をしました。
30代で大学職員に転職できた無料相談用LINE@の使い方
大学職員の仕事について大学HPには具体的な記載がなかった為、「大学が行っているこの仕事に事務職として携わりたい」という志望動機ではおかしくないか?
などエントリーシートを作成する際に質問をさせていただきました。
大学職員の転職は30代になって初めてだったので、志望動機作りの初歩から具体的なアドバイスをもらえて参考になりました。
最終的に出来上がった志望動機には、太鼓判を押していただいたことによって堂々と面接に臨むことができました。
この、現役大学職員とのつながりを無料でもてるLINE@は非常に役立ったと思います。
30代で大学職員に転職したい人が聞かれた面接質問まとめ【1次面接】
- 自己PRも含めた自己紹介を1分で
- 新卒の時に入った会社はどういう理由で選んだのか
- 転職活動の軸について
- 志望理由
- ストレス対処法
- 仕事でどんな時にやりがいを感じるか
- 仕事でストレスを感じるか
- 仕事をすぐやめられるか
- 通勤時間
1次面接は非常にオーソドックスな内容で進みました、ただ、面接の中で大学職員についてよく調べていると言われたので、そっちはあまり突っ込まれなかったのかなと思いました。
30代で大学職員に転職したい人が聞かれた面接質問まとめ【2次面接】
- 自己PRも含めた自己紹介を1分で
- 転職活動の軸について
- この仕事で即戦力として生かせるスキルを持っているか
- 地域創生に取り組みたいとのことだが、あなたのイメージしている仕事だけではなくこちらから地元の機関に自大学を売り込みに行く仕事もある。それについてどう思うか。
- やりたい仕事は今の仕事でもできるのではないか?
- 志望している研究支援業務は非常に忙しいか大丈夫か
- 一次面接で体調を崩したことがあると話したので、その話を掘り下げる質問がかなり多かったです。(メンタル系の疾患でないかとか今は大丈夫かの確認のためかと思います。)
2次面接では、かなり具体的に大学職員という仕事について深堀りされました。
特に、ブログでも推薦されていたPBLや研究支援の志望動機を話したことから、興味を示されたうえでいろいろと質問されました。
関連記事>>>【志望動機】大学職員への転職は「PBL」の理解が内定への近道
このあたりは、このブログ記事で具体的に学んだ成果がでたなーと感じました。
30代で大学職員に転職したい人が聞かれた面接質問まとめ【最終面接】
- 自己PRも含めた自己紹介を1分で
- 今までの経歴について
- 自分の強みと弱み
- 仕事をすぐやめられるか
- いつからこちらで働けるか
最終面接まで、ずっと1分間PRを課され続けており、最後のほうが流石に慣れました。
最終面接でも半分が落ちると聞かされていましたが、大学職員という仕事のなかで具体的にやりたいことを2次面接できちんと伝えたからか、非常に好意的な面接でした。
理事長は出てこなかったですが、各部局の役職者が出席しており、大学職員とはどうあるべきか的な広い話題を振られた(面接というよりは意見を聞かれた)感じだったと記憶しています。
このあたりは、ブログのなかで重要視されていた大学時報なども読み込んでおり、暇な大学職員さんの戦略どおりに進んだという印象でした。
30代で大学職員に転職できた私からのメッセージ
ライン@での質問に即レスで迅速に解答いただいたおかげで不安の解消になりました。
面接対策としてベネッセBetweenなどの記事を読み、大学経営や今後の大学についてなど調べておいたことが自信につながり、堂々と面接に臨むことができて、それが良かったのかなと思います。
特に、役職が高そうなひとからのウケは非常によく、このブログで大切にされていたことがそのまま面接で出た感じでした。
30代で大学職員を目指せると思っていなかったですし、30代だからこそのPRの仕方があるとアドバイス頂けたのは非常に勇気がでました!
大学職員の受験を考えている方は、このブログの記事を隅々まで読み、どんどん質問していったほうがいいかなと思います。その積極性があったから、30代でも私は合格できたと思いました。ありがとうございます。
30代で大学職員を目指すのは全然遅くないってホント?
30代で大学職員を目指したいと思った場合、全然遅くはありません。
弊ブログからは40代や50代の内定実績もある為、内定者数は30代の場合は20代に次いで多くなっています。
どちらかというと、選考においては20代・30代+その他という感じで分類されている大学が多く、40代や50代と比較すると30代は大きなチャンスがあるのが特徴です。
弊ブログでは、毎週更新している大学職員の求人情報も人気コンテンツとなっています。
ただ、30代の場合は20代以上に、仕事への自己理解とそれが大学職員にどうやって活かされるかはかなり吟味されます。
そのために、弊ブログの記事が仕事を分解したり、大学職員という仕事の考え方を紹介したりしており、内定された方はかなりいろいろな記事を良く読まれていた印象です。
まず、ご自身の強みやPRしたい能力を定め、それが大学職員としてどうやって使えそうかという順序で考えることがオススメです。
大学の場合、非常に多くの部署があり、その部署毎に必要とされる能力は異なります。
関連記事>>>【研究支援】大学職員の転職希望者が1番合格しやすい志望動機
このように、大学職員という仕事を具体的に理解しながら、民間企業で培った能力を当てはめていくことが非常に重要です。
また、受験戦略としての非公開求人の活用も重要であり、試験準備と平行して転職エージェント選びも30代であれば戦略的である必要だなと、内定した方々の喜びも声を聞くと感じました。
このブログから407人が大学職員に内定しました
2024年4月までに
大学職員を目指せるエージェントのまとめ
弊ブログからは、2018〜2024年で407名が大学職員へと転職しました。
大学職員の転職は情報戦です。自分の知らないうちに求人が出ていることを避けないといけません。
弊ブログでの実績のある、合格者がみんな使っていたエージェントは2つだけですので、シンプルです。
早めの登録と活用がポイントになります。
大学職員に転職できるエージェント
リクルートと並ぶ実績のあるエージェント