そんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 仕事が終わらなくて帰れないのが嫌だったから大学職員に転職してみた
- 大学職員にも「仕事が終わらない」があるけど、帰れちゃう理由
- 今の仕事が嫌で大学職員に転職するのはメリットしかないと思う
私自身、忙しすぎる仕事やノルマ、出世競争が嫌で大学職員に転職しました。
現役の大学職員として、大学職員になりたい人向けに細々とブログを書いてます。
そしたら、弊ブログを読み転職エージェントを活用しながら大学職員に転職したひとが160名を超えました。
最近は冬なのでそうでもないのですが、大学職員に転職して良かった〜と思うのは「明るいうちに帰れる」こと。
ただ、無料相談も実施している登録者数3,600人のLINE@では「仕事が終わらないから帰れなくてツラい」という声をいただきます。
なので、今日は大学職員に転職して、仕事が終わらないけど帰っても怒られない理由でも書いてみようと思いました。
もちろん、大学職員でも○○日までにやらないといけないお仕事はあるのですが、転職してみたら民間企業のそれとは全く違いました。
客先対応や現場クレームなども無い事務仕事メインの大学職員という仕事にメリットが有りすぎたので紹介します。
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仕事が終わらないから定時に帰らないのが当たり前になってない?
大学職員に転職する前は仕事終わらないから残業地獄
いまでは、大学職員としてのんびり働いていますが、その大学職員に転職する前は、社畜系民間企業でサラリーマンをしていました。
朝8時前には出勤し、だいたい帰るのは22時ぐらいがデフォルト。
たまに21時前後に帰ると、今日は早いなーなんて思う始末でした。
月間総残業時間は100時間ぐらいなので、年間1,200時間は残業していたと思います。残業代は支給されていたので、年収は高いけど休みが欲しいと常に思う毎日。
ただ、そんなとき、年収も高くて楽な仕事を探していたら大学職員というものを知り、転職してみたのです。
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大学職員の年収ランキング|現役が解説する内部情報【2023年12月版】
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転職してみたら、それが大正解で、年間の総残業時間30時間ぐらいが続き、有給休暇取得率も毎年100%、そもそも勤務カレンダー的に全員夏休みが3週間はあるというホワイトな感じでした。
また、そもそも仕事に対するスタンスが前職とは全くことなり、
- 忙しいという人はいるけど、そもそも仕事自体が大したことないから余裕
- 権利意識が強い人間が多いので、残業が増えると課長が逆に突き上げられる(=課長になるとコスパ悪いからならないほうが得)
- 忙しい部署はあるがそれは一部のハズレ部署。全員がフルパワーで毎日働いていることはない。
といういい方のギャップを感じながら毎日快適に働いています。
ノルマや出世競争からかけ離れた、誰でも年収1,000万円に到達する事務仕事と考えるとかなり高いコストパフォーマンスではないかと思います。
民間企業時代の年間総残業時間1,200時間なんて、大学職員を10年やってても今のペースなら到達しなさそうなので、隔世の感が強いです。最高。
このブログから407人が大学職員に内定しました
2024年4月までに
大学職員を目指せるエージェントのまとめ
弊ブログからは、2018〜2024年で407名が大学職員へと転職しました。
大学職員の転職は情報戦です。自分の知らないうちに求人が出ていることを避けないといけません。
弊ブログでの実績のある、合格者がみんな使っていたエージェントは2つだけですので、シンプルです。
早めの登録と活用がポイントになります。
大学職員に転職できるエージェント
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残業してる=頑張ってるという日本的評価軸はまだ健在【大学職員のデメリット】
世界で一番嫌いな言葉があります。
それは、「明日は有給を頂きます」という言葉。
これは民間企業でも大学でも、よく聞く言葉です。
有給休暇は取得するのに理由を言う必要もありませんし、「頂きます」という表現を使う必要もありません。
これが日本的な「周囲との関係性を良くするための言葉」であることは理解しますが、そのような言葉を使う人間がいるから、「有給休暇=取りにくい」、「早く帰る=なんか悪い」という風土に繋がっているのは間違いないです。
特に、残業している=頑張ってるというイメージでしかない評価は、民間企業でも大学職員でもあります。
むしろ、大学職員のほうがノルマや目標がない事務仕事なので、「残業している=なんか頑張ってそう」という感覚が強いです。ここは、大学職員のデメリットですね。
結局、本当に一番タチ悪いのは、仕事やらないおっさんとかじゃなくて、常に「無駄なことを丁寧なこと」と勘違いして仕事を増やすやつだよな。
— A錠@公務員 (@qik_komujyo) September 10, 2019
公務員の方のTwitterを見てて、「あ、これ大学職員と同じじゃん」と思ったのも事実。
ノルマや目標がなく、仕事の目的が利益の最大化ではない内向き事務仕事の会社に有りがちな発想かと。
大学職員の場合、ノルマや目標がないただの事務仕事なので、「仕事に終わりがない」ことがデメリットであり、家帰ってもやることない人間などはまさにこの発想で残業代稼いでんじゃないの?という感じ。
試しに、残業が膨大な前任者から引き継いだ仕事を、クオリティ60%以下で残業せずに流してやってみても大した変化や影響はありませんでした。
そもそも自分が大学職員に転職した軸が「楽して休みが多くて年収が高い仕事」という観点でしか見ていなかったので、残業している=頑張ってるという感覚の人間のことが理解できないのかもしれません・・・・
大学職員の転職したけど自分のプライベート充実以外なんの興味も無いし、仕事内容にも全く興味がないから最低限こなして、安定年収を得る手段としか思ってない。
しんどい、しんどくないと感じるのは何かしらまだ仕事に「想い」でもあるのかな。
判断基準は教員とモメずに楽して早く帰れるかのみ。
— 暇な大学職員@今年85名・累計161名が転職済 (@univadm) October 14, 2020
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仕事が終わらないのに帰る=でも怒られない職場を選択して天国だった話
「お客様」がいる仕事は、終わらないのに帰る!選択肢が選びにくい
コロナ禍でのテレワークやワーケーションなど、自由な働き方がに話題になっています。
特に、テレワーク(在宅勤務)の場合、「相手方」が仕事ににある場合は実施できない/しにくいなどの課題が挙げられていました。
どうしても物理店舗をオープンさせる必要のあるスーパーなどの小売業や、その他に「相手方」が存在する仕事は客先の都合で在宅勤務しにくいということがあったようです。
私の周辺を見ても、ホワイト大企業であればあるほど在宅勤務が進んでおり、フルリモートで年収900万円の事務系総合職などもいますから、在宅勤務=ホワイト大企業の特権にもなってきています。
「週2日のテレワーク、いつの間にかやってはいけない空気に」 コロナでも通常出社させる企業に不満爆発!
これも結局、「有給休暇をいただく」問題と一緒で、在宅勤務=なんかサボってそうという日本人らしい考え方に基づいてるような気がします。
お客様が来ているのに担当者が在宅勤務だと気まずい、、、というようなモノでしょうか。
「仕事が終わってないのに帰る」問題ともこれは似ていて、定時なのだから帰ったら良し、残業する業務量を与えたマネジメント層の問題ですというアメリカ人的な発想は日本人がしにくいというのもあります。
「お客様」がいるから、お客様からの問合せにはすぐ対応しないといけない、来週の月曜日は有給休暇を取ろうとしたのに、金曜日に客先が月曜日の打合せを指定してきやがった…
このときに、「いや、その日は私休みなので無理です」、「いま、忙しいのでその納期だとできません」と言えるかどうかは、客先との関係上、難しいことももちろんあります。
特に、営業職の場合は、毎月のノルマや競合他社がありますから、自分のスケジュールや休みに合わせて仕事をするのが難しいものです。
なので、私自身、せっかく社畜系民間企業から転職するのであれば、ノルマや客先という概念がない仕事に転職しようと思ったのが転職の軸でした。
ただ、公務員という選択肢は、年収が安すぎて選ばなかったと記憶しています。。。
仕事が終わらないのに帰る…罪悪感を感じない仕事を選んだらOK
周囲の社会人を見ていると、自分のペースで仕事ができている会社には共通点があります。
- 取扱商材が安定しており、独占している
- 取り扱う案件が長期スパンであり、一日毎でみると時間的なゆとりがある
- 販売会社や代理店が働きアリとなって動き、元締めはその管理だけ
- 毎月のノルマや目標を数字として管理する文化が無い
これらが組み合わさると、ホワイト企業としてノルマや目標に毎月追い立てられながら仕事をする必要がなくなるのです。
弊ブログからは累計で160名以上が大学職員へと転職しましたが、転職する原動力となるのは、「忙しいいまから抜け出したい」というものです。
毎日数字で管理され、休みの日も仕事のことを考えてしまう・・・
そんな日常を変えるには、仕事で成果を出して部署を異動するか、転職するかということになります。
私の場合、ノルマや目標に追い立てられない事務系の仕事を選ぼうとして、大学職員への転職を選択しました。
大学職員の場合、「今日や明日でなにかをしないと誰かが困る、クレームが来る」、急な依頼で提出しなければならない物品があるということがほ無いため、毎日ゆとりをもって働くことができます。
コッカラッス!!!!!
pic.twitter.com/U0abk7ocb6— 時代と寝る女💋あいめこ (@zidaitoneruonna) November 4, 2020
まあ少なくとも、こんなことはないですよね。コッカラッス
大学職員になって思ったのは、授業暦に基づいた事務仕事がほとんどであり、それは年間単位でのスケジュールとなり、一日あたりに落とし込むと「今日は仕事が終わってないけど、まあ明日やればいいか」という軽い気持ちでなんとかなるということです。
「今日、この物件を詰めておかないと来週の締日に間に合わない」とか、「今日までに稟議を書かないと融資が実行されない」というようなプレッシャーとは皆無で、精神衛生上は最高です。
なので、「今日はヤル気でないし、仕事終わってないけど定時で帰る」、「今日は予定もないから19時まで残業して仕事してみる」という働き方を自分でチョイスできるのがメリットでした。
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仕事が終わらないのに帰る…大学職員に転職して先輩に言われたこと
大学職員に転職してもっとも衝撃だったのは、「明日できることは明日やる」という考えの人が周囲に多いことでした。
転職初期、最初ぐらいは一応ちゃんと働く姿勢は見せておこうと、仕事を先取りしてやろうとしていたのですが、課長や先輩からは「明日できることは明日やるように。残業時間は減らしましょう。」と言われることが多く、驚きました。
確かに、大学職員という仕事を知ると、業務は年間スケジュールで決まっていますし、そもそも毎年同じことの繰り返しなので、一年目は忙しくても二年目以降から急に楽になることが多いです。
私自身、異動したてのときはトイレも行く暇がないぐらい忙しかったのですが、二年目以降でやることがわかってくると、毎月2回は必ず有給休暇を取得できるようになりました。
これは、営業職だと、「目標を達成したら、さらにその高みを目指す。もしくは次月の仕込みを早めに行う。営業所の数字に貢献する。」など、プラスαの行動を求められます。
ただ、年間通してやることが決まっている大学職員のような仕事であれば、プラスαは特に求められません。
過年度、問題が起こっていないのであれば、そのとおりに行う、むしろやり方を変えて問題が起こるリスクを嫌うという働き方になっています。
市役所のように、よく分かってない市民からの無駄な電話もありませんし、客先からの無茶な要求というのもありません。
大学職員は大学教員という基本的にめんどくさい人種と働くのですが、会議文化なので会議で決まったことであれば従う風土となっています。
そのため、高みを目指して働くというよりは、いかに円滑かつ事務側の手間をかけずに仕事をさばいていくかというのが重要になるのです。
仕事のスタイルもひとそれぞれで、毎日コツコツやっていきたい人もいれば、ヤル気のあるときは働き、そうでないときはのんびり過ごすというスタイルも可能になっています。
それはひとえに、毎日がノルマや数字で追い立てられていないから、その日の数字(仕事)をやらなくてもバレないし、最終的な成果物として決まった日までに過年度と同じものが出来上がってたらとりあえずOKという風土だからです。
大学職員が仕事が終わらなくても帰れる理由を考えてみた【最高な理由】
仕事が終わらないのに帰っても評価に関係ないのがメリット【大学職員】
最後になりますが、大学職員に転職したメリットで最高なのは、これしかありません。
仕事が終わらないのに帰っても、評判は変わるけど評価は変わらない
基本的に年功序列の世界なので、一切出世できないおじさんでも、年を重ねれば年収1,000万円には余裕で到達します。
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大学職員の年収ランキング|現役が解説する内部情報【2023年12月版】
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大手総合商社では、働かなくても窓際で年収2,000万円の、Windows2000みたいな最強の戦士もいます。
さすがに、大学程度の規模では海外駐在などもなく、大手総合商社ほどのスケールはありません。
ただ、コロナ禍においても財務に一切の影響がなく、為替リスクもGAFAの参入も関係ない超ドメスティック企業の安定感は魅力的です。
それに、大学職員の場合は転籍や出向もありません。
コロナ禍で多くの企業が減益し、早期退職を募っていることと比較したら、恵まれまくっている状況です。
大学は本当に潰れない
2000年649校
2019年786校その間の倒産は15校
20年連続定員割れでも、キャッシュが毎年入るから延命“受験生に2万円給付”案がネットで賛否 「Fラン大学無償化は税金の無駄」主張のひろゆき氏と考える、大学進学の意味(ABEMA TIMES)#Yahooニュースhttps://t.co/MHRZC00FBw
— 暇な大学職員@今年85名・累計161名が転職済 (@univadm) October 28, 2020
少子化少子化と言われますが、ある程度の規模の大学であれば、いまの出生数が半分になっても生き残れます。
出生数が90万人を割ると言われていますから、仮に子供が50%減して40万人、大学進学率が50%でも、20万人の市場規模が確約されているのです。
こんな安定した先が約束されている業界は大学以外に無いと思っています。
そんな安定業界だからこそ、仕事が終わってなくても帰れるぐらいの余裕はありますし、年功序列で誰でも年収1,000万円をという恵まれた待遇なのです。
日本の場合、年収はその人の能力ではなく、ただ単にどの規模の業界や会社で働いているかです。
民間企業が嫌になったら、大学職員という選択肢は、人生を豊かにするうえでかなりアリだと中途採用組としては思っています。
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