そんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 社会人としての実績が無くても大学職員に内定するノウハウ
- 営業が嫌だから大学職員を目指すメリット
- 大学職員になったらノルマや目標は無いってホント?
弊ブログから、2018年に16名が、2019年は7月1日現在で31名が大学職員へと転職成功しています。
大学職員への転職するノウハウを、このブログに全部詰め込みました。
私自身、営業が向いてそうと思って社会人になってみたら、しんどすぎて大学職員に転職しました。
毎月100時間ぐらい営業するゴリゴリの営業会社から、大学職員への転職。
ノルマも目標も出世競争もなくなったので、非常に毎日のんびりすごしています。
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【楽すぎ?】大学職員というホワイト企業ランキング常連の実態
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このブログから大学職員に転職できた人が累計で47名となり、だいぶノウハウも溜まってきました。
今日は、営業が嫌だから大学職員に転職した方の体験談をお伝えします。
自分もちょっとだけ営業をしていたので分かりますが、大学職員と営業職の親和性は高いです。
大学職員と聞くと、エントリーシートや面接対策が難しい印象を持つ人が多いので、今日はその対策方法もお話します。
あなたも、今年中に大学職員に転職できるように、一緒にトライしましょう!
大学職員の合格体験記 更新情報
累計399名が2023年12月までに合格したので、2022年5月16日に体験記のまとめ記事を作成しました
実際に面接で聞かれた質問や転職ノウハウを合格者が書いています
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営業が嫌で辞めたいから大学職員に転職したい人が読むべき4つのコンテンツ
営業が好きなら、大学職員になる必要はありません。
弊ブログでは、営業を辞めたくて大学職員に転職したい人から多く相談をいただきます。
営業から大学職員に転職して感じたメリット
- ノルマや目標が無いから精神的に楽すぎる
- 自分に数字が乗っかってないから休みやすい
- 業務時間外の概念が強いので、仕事時間以外の電話対応なども不要
- 客先からの複雑な対応やクレームが無い
- 出世競争が無いから時間軸が超絶まったり
ざっと挙げるだけでも、これだけ大学職員のメリットがあります。
大学職員の仕事は楽
これは、間違いないんですが、仕事量だけでいうと、こまごました仕事が多く、営業のときよりもタスクは多いです。
大学職員の世界は、教員>事務職員という明確なヒエラルキーがあるので、教員が授業や研究に専念できるよう、こまごました仕事はほぼ引き受けないといけません。
(たまに、ブラックな大学では教員が事務職員みたいな仕事をさせれられている例もありますが・・・)
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大学職員に転職できる志望動機の作り方【現役職員が書くゼミ運営】
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なので、営業職のほうが、営業という仕事に専念できるという点でシンプルです。
大学職員になると、数字やノルマ、目標が無くなる代わりに、いままではやってこなかった細かい仕事をしなければいけません。
簡単に言えば、数字にならないしょーもない事務をひたすらしてるのが大学職員だと言えます。
ただ、数字やノルマが無い「事務」なので、精神的なプレッシャーは皆無です。
そんな精神的なプレッシャーから今すぐ開放されたいひとは、大学職員という仕事が向いていると思います。
転職案件としては、12月と6月が最も多いので、早めの対策が重要です。
このブログから407人が大学職員に内定しました
2024年4月までに
大学職員を目指せるエージェントのまとめ
弊ブログからは、2018〜2024年で407名が大学職員へと転職しました。
大学職員の転職は情報戦です。自分の知らないうちに求人が出ていることを避けないといけません。
弊ブログでの実績のある、合格者がみんな使っていたエージェントは2つだけですので、シンプルです。
早めの登録と活用がポイントになります。
大学職員に転職できるエージェント
リクルートと並ぶ実績のあるエージェント
なんで営業を辞めたかった?大学職員を目指そうと思った理由【志望動機】
大学職員に転職したかったホンネは、『営業という仕事に疲れていた』。
これに尽きます。
毎月毎月締め日がやってきますし、頑張ってもノルマは来月にリセットされます。
成績の良い月は、気分的に楽ですが、ノルマ未達の月はすごい辛い。
みんなが目標を達成しているのに、自分だけ未達のときはかなり凹みます。
凹むぐらいの気持ちなら良いんですが、そこに先輩や上司の詰めが入ってくると、もう辞めたくなりますよね。
民間企業で営業実績を出すことが全てという社風に疲れ、事務職で正社員という仕事を探したのが本音でした。
ただ、面接の場合はこちらのブログを拝見し、営業だと特定の業界のみとしか接点がなく、かつ利益追求だったが、大学職員であれば、教員・学生・公的機関・民間企業など様々な立場の方と関わり、社会貢献ができる点に魅力を感じた、と伝えていました。
特に、このブログでは、大学職員という仕事を具体的に説明されています。
営業職で大学職員になろうとしたら、業界が違い過ぎて対策が難しい印象がありますが、このブログを読めば一発でした。
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営業から大学職員に転職する志望動機なら入試広報部門【試験対策】
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大学職員という仕事を具体的にブログから理解し、営業という仕事と対比させて話したことで内定できたと思います。
営業から大学職員に転職したいなら、面接対策が非常に重要【ノウハウ】
大学職員の面接は、事前に暇な大学職員さんのLINE@で雰囲気を聞いていました。
内部情報はとっても大切です。
大学職員面接の重要なポイント
- いままでの実績をPRしても響かない
- 大学職員という仕事をどう理解しているか意識して答える
この2点のアドバイスは非常に重要で、私にとって大きな意味を持っていました。
大学職員という仕事は、ノルマや目標が無いので、営業の実績をそのままPRしても意味ありません。
また、大学職員で面接に出てくるひとも、もともと営業だったり中途採用の人も多いので、本質的に『営業が嫌。大学職員は楽そう。』というところを理解しているようです。
その上で、『この人は大学職員として採用しても大丈夫そうだ』と思ってもらうことを意識していました。
具体的には、大学職員という立ち位置を理解し、事務職員として自分の担当業務をどう回していくか、大学教員という人種に対して営業のときのスキルをどうやって活かしていくかという点です。
極端に言うと、営業は向いていないし嫌だった。ただ、大学職員という仕事はこういう仕事だと理解しているので、自分にはできると思うというポイントを伝えるのが大切だと思っています。
この点は、他の内定者の方も、体験談のなかで書かれていました。
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契約社員から超大手私立大学職員へ合格した方法【内定体験記】
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特に中途採用は、経験や能力だけではなく、大学業界で働きたいという強い意欲があるかどうかをよく見られているような印象を受けました。(実際、面接でも「新卒入社職員に比べ、大学業界の知識や経験が不足することになるが、それに対してはどう考えるか」といった直接的な質問もありました)
大学職員という仕事が非常に特殊な分、きちんと大学職員という仕事はこういうものですと理解している人が選考を進んでいくのは間違いないと思います。
むしろ、事務職員に営業ナンバー1のような派手な実績は求められていなくて、スタンドプレーよりも、きちんと周りと協働して物事を進めていける調整型人材である点をPRするのが重要です。
大学職員の面接で特に深掘りされた4つの重要な質問【内部情報】
大学職員の転職面接を受けた感想としては、『大学の中のことを知っていないと厳しいな』というものでした。
民間企業を受験したときは、営業スキルや営業適正、実績、客先との折衝などについて聞かれたのですが、大学職員では全く聞かれません。
それだけ、大学職員という仕事は営業職と評価される軸が異なるということですし、営業実績が無くてもキチンと対策をすれば大学職員に内定できるというものだと思います。
大学職員の転職面接で聞かれた質問1
同じ団体の中で意見が食い違って、修正していった経験はありますか?(自己PRで調整力をアピールしていたからかもしれません。)
その後、大学職員という団体でも同じことができると思いますか?という質問があり、大学職員としての具体的な働き方や教員との折衝のイメージについて聞かれました。
大学職員の転職面接で聞かれた質問2
大学で様々な部署があるが、何がしたいですか?
これは、具体的にはどんなことを?ほかに関連する部署ってどんなのがあると思う?などかなり深掘りされました。
実際の職務内容をどれだけ理解しようとしているか確認された気がしますので、暇な大学職員さんがおっしゃるとおり、大学職員という仕事を深く理解しているこのブログの読者の方は有利だと思います。
大学職員の転職面接で聞かれた質問3
今の大学の良いところ、改善した方がいいところを教えてください。
特に改善した方がいいところについて、今はあんまり出来ていないと思いますか?と、追加質問があり、現在取り組んでいることについて答えました。
現状も取り組んでいることを、更に進めて行く必要があると大学を否定せず肯定的に話を進めるのにとても苦労しました。その受験大学のネタは、その大学の自己点検評価や広報誌を読むようにしました。
大学職員の転職面接で聞かれた質問4
最近の大学関係のニュースで気になったことを教えてください
他にはありますか?と複数のニュースについての意見を求められました。
恐らく大学の取り組みを現在の問題点や話題に照らし合わせ調べているか見られているようでした。
これも、暇な大学職員さんが常々アドバイスしている、中教審系などの話題をメモしておくだけでも、かなり他の受験者と差を付けられると思います。
大学職員への転職を目指す人にアドバイスします【転職ブログの活用方法】
大学職員への転職では、このブログの記事を時間をかけてほぼ全部読みました。
特に、エントリーシートの記入の前に熟読し、志望動機まとめの記事は全部拝見しました。
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大学職員の合格体験記|47名が内定したノウハウ公開【2019年】
続きを見る
各職種の志望動機例文は具体的な仕事内容が書いてあり、とても参考になったと思います。
結果的に、暇な大学職員さんがおっしゃっている、
大学職員になりたいなら、大学職員という仕事をどれだけ理解できているか
ということに帰結するような、面接が行われ、他の受験者とは明らかに差を付けれたと思います。
ただ、自分自身にはこのブログをとおして、大学職員という仕事にかなり知識があることが分かりましたが、面接ではあくまでも謙虚に、調べた限りでは〜などの表現を使って、控えめな面接を心がけました。
これは、暇な大学職員さんのLINE@で、
事務職員は大学教員という高学歴なプライドの高い専門家を相手にしているので、自分のほうが詳しくてもきちんと相手を立ててあげることが大切
とアドバイスされていたので、円滑に仕事を進めるうえで教員ときとんと立てれますというのも伝えたつもりでした。
また、無料のLINE@では、自分で考えた志望動機や自己PRの方向性を確認するために個別相談を利用させて頂きました。
特に、その大学や関連する大学のホームページで広報誌を見るという具体的な指示や、文科省の2040グランドデザイン答申について読むことなど、自力では気付かなかった勉強方法についてアドバイス頂けたことはありがたかったです。
大学職員内定の極意は、このブログで大学職員についての調べ方を学んだあと、いかにこの大学について私はこれだけ知っていますとアピール出来るまで知識を落とし込むことが大切なのかな?と感じました。
私の場合、営業職として全く実績は無かったのですが、そんな実績が無い自分でも、大学職員になれたのは、暇な大学職員さんから内部情報を踏まえた具体的なアドバイスをいただけたからだと思います。