そんな疑問にお答えします。
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フォロワーが8,000人、無料相談のLINE@では累計415名が大学職員へと転職成功しました。
大学職員という仕事を選びたいときに、どの大学ならホワイトなのか、本当に仕事ラクなの?大学職員って何してる人?そんな転職に役立つリアルを配信しています。
本記事の内容
- 誰でも年収1,000万円の大学職員をやめとけと言える理由
- 大学職員が最近人気であっても、辞める人がいるという事実
私自身、民間企業のノルマや出世競争が嫌だったので、大学職員に転職しました。
民間企業時代は、毎月100時間近い残業、出世競争も激しいしノルマもある…みたいな世界。
ただ、それでは自分はやっていく自信がなくて、さっさと大学職員になる転職をしたのです。
転職したら、こんな環境になりました。
- 有給全消化
- 冬ボーナス160万円
- 夏休み16連休
- 2022年12月23日〜2023年1月9日までの冬休み18連休
- 残業は最多年で年100時間ほど
- 出世競争無くても年功序列だから年収変わらない
けれども、そんな天国みたいな大学職員という仕事でも、辞めてしまう人はいます。
人気の関連記事>>>大学職員の年収ランキング|現役が解説する内部情報【2023年版】
控えめに言って、大学職員はノルマや出世競争、無駄な飲み会から開放されるので最高です。
なのに、大学職員を辞めちゃう人ってどんな人なのでしょうか??
退職する同僚に聞いた理由も踏まえて、まとめてみました。
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大学職員に向いている人はこんな人
大学職員は非常に特殊な世界です。
かなり珍しい仕事であるからこそ、転職活動をしていくなかで「やっていけるかな?」という不安が募るのもとても良くわかります。
大学職員に向いてる人はどんな人ですか?との不安な声をよく頂くので、どんな人が向いてるか考えてみました。
まず、学校法人は法人税などは非課税であり、利益を出すことを求められていません。
ただ、最近は定員厳格化などの影響で現金が積み上がっていくスピードが鈍化したとはいえ、定員4,000人以上の私立大学は特に安定した経営を実現できています。
法人税は非課税ですが、年功序列で誰でも年収1,000万円の世界と民間企業以上に待遇は良いですし、公務員ような嫉妬からくる公務員叩きもありません。
ただ、そんなホワイトな大学職員でも辞める人は一定数いるよというのが、この『大学職員はやめとけ』という記事であり、実情を知って頂けるのではないかなと思います。
大学職員に向いてる人ひとはどんな人ですか?との質問の答えですが、ノルマや目標が無い仕事なので、「終わりがない仕事」を全力で取り組んでしまう人は疲弊してしまいます。。
- なんでも会議で決まっていく為、個人の責任を民間企業のように追求されることは無いが、その分合議なので誰かが責任を持つという体制ではない
- 意思決定スピードが遅いので、いま取り組んでいる仕事は3年後の仕事など、ベンチャー企業的な成長実感は低い
- コロナ禍でも在宅勤務はほぼなく、紙ベースの仕事も多いので、業務が非常に旧態依然的
組織としては、非常に動きがゆっくりした組織であり、教育という目に見えないものを取り扱っていることから、ノルマや目標はありませんが、自分の仕事が成果に繋がっていうという成長実感は得にくいのが特色です。。
大学職員の採用説明会やサイトでは、大学は安定産業ではないと言われていますが、少子化とは言え2022年の出生数がそのまま18年後の市場規模ですから、民間企業のようにいきなり市場の変化が起きるということは少ない業界になります。
そのため、民間企業のようなスピード感で自分自身にノルマや目標を課してハードワークしたいといよりは、みんなで話し合いながら物事を進めて行きたいという人に向いている仕事だと言えます。
大学職員はやめとけと言える理由、向いてる人と向いてない人の差が激しい
大学職員をやめとけと言える人は、バリバリ民間企業みたいなスピード感で働きたい人というのは間違いありません。
そもそも、コストカット=会議資料を紙にしましょうみたいなレベルの世界なので、民間企業から転職してバリバリ大学職員して働きたいという人からすると大きな違和感があります。
また、全て会議で決定する体質であることのスピード感の遅さや、責任の曖昧さというのも、大学職員はやめとけと言える理由かもしれません。
前例踏襲主義的であるとも言えますが、縦割り行政なので自分自身の担当範囲は自分自身で改善できるという裏返しでもあります。
例えば、自分の担当する部分は少しずつ デジタル化していくなど、数字を上げるというよりは業務をちょっと改善していける人が大学職員に向いています。
ノルマや目標が無い会議が多い文化であるが故に、業務改善よりも「前と同じ手順で同じクオリティが出せているか」という現状を維持する風土でありますから、自分なりに取り組みたいこととのギャップが生じてしまう人もいます。
大学という業界が、教育を取り扱っていることから効果検証が難しく、卒業生を輩出して10年後がその学部の評価とも言われたりするので、取り組む業務のスパンが長いことが特長です。
なので、民間企業のように短期的な目標を追求するというよりは、自分の担当分野を3年や5年というスパンで動かしていく仕事と理解し、スピード感よりも全体の最適解を求める仕事ぶりが必要とされます。
大学職員が合わないと思っても辞める必要がないと考える理由
大学職員が合わない人は一定数います。
ノルマや出世競争が無い世界であり、業務が属人的すぎるので、声の大きいひとが得をする部分はあります。
これが、民間企業で営業などが強い企業であれば、よし悪しはありながらある程度仕事での能力が高い人が出世していきますが、大学職員の場合は出世というものがないので、全てが玉虫色で曖昧です。
いままで、周囲に大学職員を辞めた人も複数いますが、大学という業界がおもしろくないとか、自分自身が成長できないという理由で辞めていきました。
ただ、転職してきた人の多くは、大学とはこういうものだと理解しながら、続けています。
- 組織は旧態依然で時代遅れなのは事実
- ただ、年功序列で誰でも年収1,000万円もらえる仕事は世の中に少ない
- 休みも夏休みと冬休みで合計1ヶ月以上ある
- 産休・育休・当日の有給取得がしやすい為、子育てしやすい
仕事としての自分自身の成長は望めないかもしれませんが、そんなバリバリ働きたい人はいまの世の中少なくなっているか、そういう企業に集まっていると思います。
仕事としての面白みは確かにないかもしませんが、子供との時間やプライベートの充実、そしてそこに安定した高い年収がもらえるだけ十分であり、わざわざ大学職員を辞めるのはもったいないというのが結論です。
そして、出世しなくても年収は年功序列であがっていきますし、むしろ管理職なんかならないほうが会議で拘束されずに休みやすいし、年収も大手企業ぐらいはあるのでメリットです。
ですから、大学職員はわざわざ辞めなくてもいいかなという考えで、毎日のんびりノンプレッシャーの世界で働いています。
大学職員への道に進んで、休みも多いし仕事も楽だし、悪くなかったなというのが感想です。
#大学職員への道に2021年だけで73名合格した失敗しないノウハウ (人気上昇中の記事)
私立大学職員は激務だからやめとけは受験者を減らすための罠?
私立大学職員は激務だからやめとけと言うと、ほとんどの人は信用してくれません。
どうみても民間企業より楽そうなのに、本当なの?受験生を減らすための罠じゃないの?と勘ぐる人がほとんどです。
実際、私自身、大学職員として働いてみたり、コロナ禍前までは研修で様々な大学の事務職員から話を聞くなかで、私立大学職員は激務という噂の全体像が見えてきました。
まず、私立大学職員が激務なのか、激務じゃないのかということは、比較対象が民間企業であれば絶対に激務じゃありません。
そもそも、コロナ禍でもボーナスや業績にノーダメージのノルマや目標もない年功序列の会社なんて、なかなかありません。
ただ、大学職員として長く働いていくと、大学職員は激務という考えになるのも仕方ないのです。
- 民間企業から転職してきても、大学職員に慣れるとちょっと働くだけでしんどくなるように、身体の耐性が明らかに下がる。
- 仕事の生産性を測定することがほとんどないので、成長実感を持ちにくい。
大学という特殊な世界で働くというのは、民間企業という利益をベースに物事を考える世界とかなり違うと言えます。
なので、バリバリ働きたいという思いを持って大学職員に転職してきたら、忙しさや体力面ではない違う部分で嫌になることも多く、その点では精神的に私立大学職員は激務だと言えます。
別にそんなの気にしないよ、仕事なんか楽なほうがいいし、それで年収が良いならって方は、大学職員ウェルカムなので、ぜひ転職活動を進めることをお勧めします。
大学職員はやりがいないからやめとけって本当にそう思ってる?
大学職員をやめとけという人は、大学職員なんかやりがいがないからやめとけって言いますが、本当にそうなのでしょうか?
そもそも仕事にやりがい持って働けてる人が、日本にどれぐらいいるか疑問です。
日本人の仕事にやりがいや高いモチベーションを持って働いている割合は世界最下位という調査がありますし、仕事にやりがいを持っているなら大学職員への転職は考えないと思います。
実際、大学職員に転職してみて感じるのは、「仕事へのやりがいよりも休みや年収が大切」と考えるのであれば、最高の仕事だということです。
特に、大学職員に転職して感じたメリットは、ノルマや目標がない仕事なので精神的プラッシャーが皆無で楽であることや、客先からの理不尽な要求も無いので、そのようなストレスフルな調整はありません。
むしろ、弊ブログからは2024年3月時点で累計415名が大学職員へと転職成功していますが、転職成功した平均規模は学生数8,000名と大手ばかりなので、待遇も大手企業並です。
大手私立大学職員の場合、新卒1年目でボーナス100万円オーバー、30歳でボーナス200万円超えも普通にある為、年功序列の安定した業界でその待遇なら悪くはありません。
>>30歳の大学職員でボーナスが230万円以上貰える大学ランキング
それに、年収ベースでも総合商社やマスコミのように30歳で年収1,000万円というのは無理ですが、30歳で700万円40歳で1,000万円ぐらいなら大学職員の年収としては全然ありえます。
出世競争や長時間労働のない世界で一流企業並の待遇であるならば、大学職員へと転職してのんびりしながらやりがいなくても良いやと思うのは普通かもしれません。
バリバリ働きたい人には向いていませんが、プライベートを充実させながら一流企業並の待遇でのんびり定年まで暮らしたいという人にはおすすめできると言えます。
このブログから407人が大学職員に内定しました
2024年4月までに
大学職員を目指せるエージェントのまとめ
弊ブログからは、2018〜2024年で407名が大学職員へと転職しました。
大学職員の転職は情報戦です。自分の知らないうちに求人が出ていることを避けないといけません。
弊ブログでの実績のある、合格者がみんな使っていたエージェントは2つだけですので、シンプルです。
早めの登録と活用がポイントになります。
大学職員に転職できるエージェント
リクルートと並ぶ実績のあるエージェント
大学職員は残業が多いからやめとけ?
大学職員をやめとけという人は、大学職員は残業が多くて激務だからやめとけという人も実は結構います。
ただ、それはTwitterなどでの声であることが多く、本当のところは、どうなのか?
マイナビ2023で公開データをすべて調べ、残業時間が多い大学順に並べてみました。
熊本学園 (37.5h)
武蔵野美術 (27h)
同志社 (26.4h)
東京都立 (20.8h)
慶應義塾 (20.4h)
獨協医科 (20h)
北海道科学 (19.4h)
東京都市 (19.3h)
立教 (19h)
日本福祉 (19h)
新潟 (18.5h)
川崎医科 (18.1h)
藤田医科 (16.7h)
北里 (16.7h)
愛媛 (16.6h)
愛媛 (16.6h)
東京工業 (16.4h)
広島 (15.6h)
甲南 (15.3h)
芝浦工業 (15h)
聖路加国際 (15h)
昭和 (14.1h)
大東文化 (14h)
中京 (14h)
多摩美術 (13.3h)
早稲田 (13h)
相模女子 (13h)
聖マリアンナ医科 (12.3h)
大阪産業 (12.1h)
大阪歯科 (12h)
上智 (12h)
日本女子 (11.9h)
立命館 (11.5h)
お茶の水女子 (11.2h)
明治 (11h)
南山 (11h)
法政 (10.1h)
日本医療 (10h)
日本医療 (10h)
名城 (9.3h)
東京理科 (8.8h)
大阪工業 (8h)
皇學館 (8h)
東京経済 (7.8h)
九州産業 (5.3h)
東京農業 (5h)
久留米 (5h)
東京慈恵会医科 (4.1h)
日本体育 (4h)
福井工業 (2.4h)
TOPの熊本学園大学が平均残業時間40時間と突出しています。ここは、数年ぶりに新卒採用をやるみたいなので、大変そうです。
あとは、1年目からボーナス100万円、30歳で200万円以上もらえる同志社大学も大学職員としては年収が高い大学のひとつですが、残業時間も多いからと言えます。
同志社大学の年収でこれだけ残業していると、30代で年収1,000万円に到達しますね、これは。
残業時間は多いとは言え、年間休日は民間企業より多いうえに、ノルマや出世競争のない事務職なので精神的プレッシャーは皆無なのが、大学職員のいいところです。
大学職員の残業時間は繁忙期と言われる1~3月などに多くなる傾向ではありますが、ノルマの無い事務なので、民間企業から転職してきたら精神的に楽と感じれるかもしれません。
それに、ほとんどの大学は平均残業時間が20時間以下なので、大学職員の平均年収はFランク大学でも730万円となっているので、大学職員のコスパの良さは際立っていると言えます。
大学職員の離職率は高い?有名私立大学の離職率を公開!
大学職員に転職したいけど、離職率ってどうなんだろう?
民間企業で新卒の3年以内離職率が30%と言われていますから、気になりますよね。
特に、大学職員の場合は仕事においてのスキルがほぼ付かないので、民間企業→大学職員への転職は、終の棲家とする必要があります。
ただ、離職率についての考え方は、民間企業とほぼ同じ。
大手私立大学であれば、ほぼ辞めないし、中小大学だと辞める人は多い
大学職員の年収ランキング→大手私立大学であれば誰でも年収1,000万円なので、まあ辞めないですよね・・・
これは、もう民間企業でも同じですよね。大手企業であれば待遇は高いし辞める人が少ない。ただ、高学歴な人がその分多いので、海外留学等のスキルアップで辞める人は一定数いる。
中小企業だと待遇がそれほどでもないことが多い為、年収アップなどを目論んで辞める人は多い。休みのとりやすさやテレワークも、圧倒的に大企業>中小企業ですしね。
明治大学(HPリニューアルでこのQ&Aはもう公式から消えちゃってますが)
Q.新入職員の離職率について教えてください
A.過去5年間(2010年~2014年)は0%です。また過去10年間(2005年~2014年)においても1%未満(離職者1名)です
神戸学院大学
・過去3年間の新卒採用者数・離職者数
[2020年度]新卒採用者数:3人、離職者数0人、定着率:100.0%
[2019年度]新卒採用者数:3人、離職者数0人、定着率:100.0%
[2018年度]新卒採用者数:5人、離職者数0人、定着率:100.0%
学生数の多い大手の私立大学の離職率は、こんな感じ。まあ、ほぼ人は辞めません。
というか、大手私立大学って東証一部上場企業の平均以上の給料をもらえる上に、ノルマや出世競争、全国転勤が無いので、転職するとほぼ待遇が悪化するんです。
なので、わざわざ辞める必要が無いというのが、ホンネなんです。
それだけ、大学職員は恵まれたありがたい仕事だと思います。コロナ禍でもボーナス減ったりすることなく、むしろ年功序列で上がってます。
30歳代で年収750~900万円、夏休み・冬休みそれぞれ2週間以上、有給休暇消化ほぼ100%みたいな職場を辞めるメリットが無いのが現状です。
大学職員を辞めてよかった人ってどんな人?
そんな天国みたいな大学職員という仕事ですが、辞めてよかったと言っている人も一定数います。
弊ブログから累計415名が2024年3月時点で転職していますが、全員が全員、大学職員という仕事にマッチした訳ではありません。
大学職員より厳しい世界から転職してきた人、例えば銀行や証券会社からの転職組は、休みも取りやすいし数字も無いので働きやすいと言っている人が多いです。
ただ、大学職員という公務員的風土を持っている職場のなかで、前例踏襲や会議主義という現実に直面すると、嫌気が差す人もいます。
大学職員を辞めてよかったという人は、「自分の価値を低いと思うのは嫌だった」とか「周りの人間が微妙で、つまらなかった」という人たちでした。
前職が大手のITベンダーだったのに、配属先が学生部門で休日に学生の全国大会に出張させられていたという、興味のない人には地獄みたいな仕事もたしかにあるので、大学職員の配属ガチャは厳しいかもしれません。
仕事もおもしろくて周りの人間もレベルが高くて、、、みたいなことを期待ぜずに転職してくるぐらいが正解なので、大学職員を辞めてよかったという人のほうが民間企業でまだまだやれる余地があるいい人材なのかなと思っています。
大学職員はぬるま湯?年功序列の年収1,000万円ならそれでいいじゃない
大学職員をやめとけと言えるのは、ノルマや競争の無い世界で年功序列だから、民間企業のバリバリ感がいい人はやめといたほうがいいのは間違いありません。
大学職員はぬるま湯ですか?との質問をいただきますが、少子化と言われつつも18年後の市場が確定(=今年生まれた0才児の数)している安定産業なので、ちゃんとした大学を選択すれば安定はしています。
ITバブル崩壊、リーマンショック、コロナショックと続きましたが、大学が経営危機と言われつつも、大型の大学の倒産は起こってないのが現実です。
理事長が尺八を吹く授業を実施して補助金を貰っていた創造学園大学など、かなり偏差値的に厳しい大学で無くなったところはありますが、知っている有名な大学で無くなったところはまだありません。
実際、ダイヤモンド社の倒産する大学ランキングでも、大学がなくなるのは430年後という試算もあり、数年で一気に多くが消えるというのは考えにくい業界です。
私自身、毎月100時間以上の社畜系民間企業から大学職員へと転職しましたが、やはり転職して驚いたことも多々あります。
まず、ノルマや目標が無い前例踏襲型の業務であることから、年功序列制度が根強く、新しいことに取り組むには時間が必要です。
会議で決定する文書主義であれば、組織は官僚化してくると言われますが、自分自身が取り組んでいる仕事が5年先のプロジェクトだったりするので、非常に長い目で仕事をしていく必要があるのです。
つまりは、スピード感を持ってなにかを改善していくとか、毎日問い合せに忙殺されるというよりは、5年後の目標に向かって毎日少しずつ調整業務のデスクワークを進めていく仕事であると言えます。
そのため、ノルマや目標が無いことからその人の業務成果を即測定するということは難しく、賃金カーブも年功序列で上昇していくというのも特長になります。
具体的には、私立大学職員の平均年収が734万円と日本の平均の1.5倍ぐらいはありますが、実際は大手私立大学だと年功序列で年収1,000万円が普通です。
これは、大学職員という仕事がその人の働きだけで優劣をつけたりすることができず、ノルマや目標が無いことで長期的に仕事に取り組むことに起因しています。
また、仕事自体も前例踏襲型業務や長期スパンで仕事に取り組むことから、顧客対応のスピード感を必要とされることはなく、夏休みや冬休みはしっかり2週間以上取得できるのもメリットです。
みんなで目標に一丸となって進み、厳しいノルマや目標をクリアしてチームで達成感を味わいたいという人には物足りない風土ですが、しっかり長期スパンで数字にとらわれず働きたいという人には大学職員は向いています。
また、自分自身の頑張りで年収2,000万円や3,000万円を目指したいという人にも、年功序列で評価制度が大幅に変更されない大学職員という仕事だと難しいです。
どちらかというと、大手私立大学職員だと30歳でボーナス200万円オーバーぐらいが天井なので、業績や自分の頑張りで大幅にボーナスをアップさせたりすることが難しい仕事であるからです。
そのため、年功序列型の賃金制度である為、将来設計はしやすいと言えることから、弊ブログでも人気の年収確認系記事を以下にご紹介しておきます。
【 年収 】>>大学職員の年収ランキング|現役が解説する内部情報【2022年版】
【 ボーナス 】>>30歳の大学職員でボーナスが230万円以上貰える大学ランキング
【 退職金 】>>大学職員の退職金で3,500万円以上貰える損しない転職年齢とは
このブログから407人が大学職員に内定しました
2024年4月までに
大学職員を目指せるエージェントのまとめ
弊ブログからは、2018〜2024年で407名が大学職員へと転職しました。
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大学職員はやめとけと言える理由はホワイトすぎるから
現役の大学職員からお伝えできるメッセージは、「大学職員はやめとけ」ということです。
社畜系民間企業から大学職員へと転職しましたが、大学職員になるとその次は全くありませんので、やめとけと言うことができます。
スキルアップしたい人や全体として意識が高い環境で働きたい人には、大学職員はやめとけと言わざるを得ません。
それは、大学職員という人種が悪いということは無く、根幹としては大学という組織の現状に起因していると思います。
もちろん、大学職員に転職したい人のホンネが「楽で高給そうだから」ということも関係しているかもしれませんが、これは働きやすい環境を大学が提供していると考えると問題はありません。
夏休みや冬休みが2週間以上あり、年功序列で誰でも年収1,000万円貰える大学職員という仕事を、やめとけと言える理由や、辞めておいたほうがいい人についてお伝えします。
大学職員はやめとけ|年収が高くて休みが多い仕事を辞める理由
大学職員と聞くと、年収が高くて休みが多いという印象を持っているひとが多いです。
もちろん、これは正しくて、きちんとした私立大学を転職先に選べば、夏休み・冬休みが2週間以上あり、年功序列で誰でも年収1,000万円は確約されます。
しかしながら、そんな高待遇の大学職員であっても、辞めてしまう人は一定数いるのが現実です。
超絶ホワイトなのに大学職員はやめとけと言える3つの理由
- 事務職員に決定権はほぼなく、常に教員>事務職員のパワーバランス
- 前例踏襲型の業務で、新しいやり方を採用することのリスクを異常に気にする
- 年功序列で給料が上がっていくので、年収を上げることをモチベーションにするのは難しい
- 紙文化でテレワークや在宅勤務はまず有り得ない
どの大学も採用ページで、大学職員は企画、チャレンジ、新しい風をと言っていますが、それは90%ぐらいの定型業務処理があった上での+αに過ぎません。
もちろん、大きな大学ともなれば学部が10個で学生数が数万人ともなり、規模的には市町村のレベルです。
そのため、在学している学生が日常生活をつつがなく過ごしていくためには、定型の業務処理も当然必要で、誰かがやらなければ大学が運営できないので、それをする役割が事務職員であることの必要性を否定はしません。
ただ、大学採用ページにあるようなキラキラした仕事を希望してくると、大きなギャップが生まれますから、大学職員の仕事をつまらないと思ってしまう人もいます。
イメージ的には市役所などの公務員の事務処理をひたすらしているのが正しく、その上で、面接で話すような自分のやりたいことができたらラッキーぐらいのレベルで転職してくるのが正解です。
ただ、ポジティブに捉えれば、教員>事務職員なので、個人に責任を負わされたり、ノルマが個人に付くようなことはありませんし、夏休みや春休みも長いので、事務職員でこの年収が貰えるならコスパは良いなというのが、大学職員という仕事です。
もし、あなたがメガベンチャー的な仕事の仕方を望むなら大学職員はオススメしませんが、ノルマや目標の無い世界でまったり事務処理や内勤をしたいと希望しているなら、大学職員はかなりアリだと思います。
超保守的で前例踏襲主義の世界なので、そこでバリバリやりたいという思いであれば、大学職員はやめとけというのが、現役大学職員からのメッセージです。
次の項目からは、具体的に大学職員の仕事を紹介しながら、やめとけと言える理由を解説します。
大学職員はやめとけ|年収1,000万円でも辞めたくなる仕事な理由
大学職員へ転職すると言うと、友人からは「仕事楽そう」とか「私立大学職員って年収高いんでしょ?」と言われます。
大学の場合、学生数多い=入ってくるカネが大きいなので、一定規模以上の大学であれば年収は高いです。
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大学職員の年収ランキング|現役が解説する内部情報【2023年12月版】
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そもそも、私立大学職員の平均年収が、Fランク大〜早慶クラスまで合わせて730万円程なので、業界として高給というの正しいです。
平均年収だけで言えば、弁護士より私立大学職員の方が稼いでいる現実があります。
また、仕事もノルマや目標、出世競争というものが無くて年功序列な為、民間企業のギスギスしたそういう争いはないと言えます。
ただ、そんな大学職員でも、辞めてしまう人は一定数、います。
なぜ、世間一般からは高給・ノルマ無しのホワイト職種として認識されている大学職員を辞めてしまうのでしょうか?
大学別の年収ランキングを調べる>>>大学職員の年収ランキング【2021年版】
現役の大学職員が、大学職員になってみて初めて分かったギャップについて、考えてみることにします。
大学職員はやめとけとなるのは、内向き仕事に毎年同じ事の繰り返し
まず、大学職員へ転職したい人が認識してほしいのは、仕事を面白くないと感じる人も一定数います。
たしかに、キャリア系部門で学生と関わったり、学生団体の学生と企画を考えたりすることにおいては、ノルマや目標なども無い仕事であるが故に、一緒になにかしている感では楽しいと言えます。
ただ、そのような部門は一握りであり、多くは「大学の運営」という裏方の事務仕事をひたすらこなすことになります。
「事務職員」という名前のとおり、事務仕事をする職員ですから、考えることは基本的に求められていません。
大学や学校法人において、決定権を持つのは教員であり、事務職員はその意思決定のサポートをするのが仕事です。
そのため、バリバリ自分で仕事をしていきたいとか、いまの仕事で裁量があるからそれを活かして自分が成長したいという人からすると、真逆の仕事だと言えます。
教員が意思決定する為の資料を作ると言うと聞こえはいいですが、基本的に前例踏襲で物事が進んでいくので、頑張って3時間かけて資料を作っても、去年の資料を適当に日付だけ変えて会議に上程しても、結果は同じということも当然あり得ます。
また、新しいことをする際には合議で決める為、意思決定にも時間がかかります。
自分が良いと思った案件が通るとは限らないですし、事務職員も変わることを嫌う人種が多いので、すんなり通ることはありません。
そうなると、会議のための会議、資料のための資料をひたすら作る仕事になることから、面白さは全くないというのが、大学職員として働いた率直な感想です。
ただ、年収は大手企業並にもらえてますし、夏休みや冬休みは2週間以上あるのが基本なので、仕事はどうでもよくて、プライベートに全振りしたいという考えの人には最高のお仕事だと思います。
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2024年4月までに
大学職員を目指せるエージェントのまとめ
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リクルートと並ぶ実績のあるエージェント
大学の論理は世間の非常識?
大学の常識は世間の非常識なの?という点は、みなさんが感じているとおりです。
関連記事>>>東京女子医大、学費1200万円値上げ…理事室移転に6億円、大規模リストラで学内紛糾
もっと感覚が違うのは医学部を持つ大学で、女子医においては医療従事者のボーナスは削るけど、理事室の移転に6億円かけるような有様。
あとは、東京医科大学の理事長が国税から裏金の無申告を指摘されるなど、動くカネが大きい医学部系は世間からだいぶ乖離しています。
これは極端な例にしても、今回のコロナ禍の初期対応では、学内でコロナが出たらどうするかを数時間会議してたりするなど、浮世離れした世界なのかもしれません。
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30歳の大学職員でボーナスが230万円以上貰える大学ランキング
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仕事で何かを成し遂げたい、楽しく働きたいというキラキラした希望がある場合、イメージとのギャップに苦しむ人は多くいるかもしれません。
事務仕事で年収1,000万円&年間休日160日は全然有り
「大学職員はやめとけ」と言われる理由について、弊記事を読んで頂くと、なんとなく分かってきたでしょうか?
高い志を持って大学職員になっても、旧態依然とした前例踏襲主義に嫌気がさして、辞めていったひとを何人も見てきました。
逆に、民間企業で働くのが疲れるから、大学勤務をしてみたいという人もたくさんいます。
大学という業界は本当に安定しており、2023年に生まれた子供の数が、18年後の市場です。
いまから18年後の市場が確定しており、コロナ禍でも倒産した大学が無いというのは、職場としての安定感は抜群。
また、年功序列で給料が上がり続ける為、民間企業の出世競争からすると考えられないかもしれません。
人間、期待値を上げて転職して来た場合、それを下回ったときのショックは非常に大きいです。
大学職員に転職する際には、民間企業と全然違う意思決定体制や、ノルマや目標が無いことから事務職員は運営業務に注力しているという現実を知って転職したほうが上手くいくと思います。
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大学事務がしんどいって聞いたけど、民間と比較したら●●だった
弊ブログでは2024年は3月時点で16名の累計415名が大学職員へと合格しました。
大学職員に転職したい人の本音の転職動機は、「民間企業より仕事がラクそう」・「休みが長いうえに、年収も高いからコスパが良い」ですが、実際合格すると、本当に今の会社を辞めて良いのかな?とビビることもあります。
とにかく大学職員になりたかったのに、いざ合格してしまうと、転職することにビビってくるというのは、現在の環境が最低限慣れてしまっているからという理由もあります。
特に、大学職員の場合は民間企業のような情報が少なく、年収ランキングを見ると大手私立大学職員は軒並みに年収1,000万円が確定していますが、実は仕事がしんどいんじゃないかな・・・という心配は常にあります。
現役の大学職員から感じることとしては、大学事務がしんどいという心配は半分正解であり、半分不正解です。
2024年3月時点で累計415名以上が転職した弊ブログが考える、大学職員に転職してしまっていい基準を、ここでお伝えします。
まず、大学事務がしんどそうだから、大学職員には転職しないほうがいい人も実は存在していて、大手ホワイト企業でリモートワークもある事務職(営業ノルマが無い場合)の場合は大学職員に転職したらダメ!です。
大学の業務が基本的に対面を想定されていることから、在宅勤務やリモートワークは皆無で、2023年8月時点では日本中の大学が対面授業をしている為、在宅勤務ゼロと思っておいて問題ありません。
ただ、逆に、現職が大手ホワイト企業でもなく、ノルマや目標、出世競争もあるという仕事であれば、大学職員に転職してしまって実はOKということになります。
大学職員に転職して、ノルマや目標ゼロで夏休みや冬休みは各2週間以上&年収も出世競争無しで1,000万円が確定という待遇になれたことを考えると、リモートワークが無いことぐらいは我慢しないとなという感じ。
仕事はそこそこでいいし、まったり生活しながらも年収800~1,100万円ぐらいもらえたら十分というバリバリ仕事したくない人は、大学職員に向いていると思います。
弊ブログの場合だと毎週末に20~25件程度の新着求人を定期公開しているまとめページがあるのですが、大学職員の求人は6月と12月に多くなってきますから、そこを目指して非公開求人や公開求人を探してくのが大切です。
大学職員が最悪だと感じるポイント
大学職員に転職したかった理由は、民間企業のようなノルマや目標から開放して、のんびりとした生活がしたいという理由でした。
そして、いざ大学職員に転職してみると、出世競争から開放された上に、夏休み・冬休みで2週間以上の連休、年収も大手企業並みと、恵まれた待遇で毎日のんびりと働いています。
最近では、コロナ禍であってもボーナスは満額支給ですし、生活への不安は全くありません。新卒の大学職員なんか、1年目からボーナス100万円超えが普通という世界です。
ただ、大学職員に転職してみると、最悪だなと思ったポイントもいままでいくつかあるのも事実です。
- ノルマや目標が無いことによる、部署の「一体感」的な部分は少ない
- 在宅勤務やリモートワークが、大学という対面前提の業界では殆どない
大学という世界は特殊で、年収1,200万円以上貰える事務職員という仕事でも、自分一人で決めれることは少ないので、裁量が大きいという訳ではありません。
民間企業でいうような、年収=自らの役立ち度合いや会社への貢献という概念は無く、完全年功序列だから年収が高いということになります。
関連記事>>>大学職員の年収ランキング|現役が解説する内部情報【2022年版】
一応、民間企業で少しは働いていると、年収=貢献度というような図式ぐらいは理解しているつもりですが、大学は教員>事務職員という図式かつ、会議で物事を決めるので、責任の所在があいまいになりがちです。
仕事がラクで給料が高いから大学職員になった私ですら、大学という非効率な組織が最悪だなと最初は憤っていたりしました。
なので、大学職員には、そのような民間企業にはない非効率さでも良しとするのんびりとした空気に馴染めない人は、転職が失敗して最悪だと辞めていくひとも一定数います。
事務仕事メインの世界で、意思決定もトップダウンというよりは会議での合議制という世界においては、ギャップを感じる人もいます。
ただ、もう民間企業の出世競争は嫌だし、別にそんな世界でも年功序列で年収1,000万円が貰えるなら十分と思えるひとは、大学職員が最悪だとならずに働いていけるマインドセットになると思います。
大学職員が最悪だ、やめとけと言われるのは、民間企業とはあまりに違いすぎる非営利組織特有ののんびりとした風土に嫌気が差さすかどうかが分かれ道であると言えます。
大学職員転職のコストパフォーマンスを考えてみる
大学職員はやめとけとお伝えしたい人は、仕事でのノルマや目標を達成しながらハードな中でも成長実感を得たい人だと物足りなく感じると思います。
どちらかというと、ノルマや目標に追われるのではなく、会議で決まったことに沿って3年や5年スパンで物事と向き合いたい人は大学職員に向いています。
ノルマや目標がない年功序列型業務で年収1,000万円の世界ですが、平均年収400万円台の日本のサラリーマンからすると待遇がアップするのは間違いありません。
ただ、実際に大学職員として勤務してみると、これは当然なのですが、年功序列で年収1,000万円もらうことが、みんな年功序列制度なので「それが普通」だと思っています。
取り組む仕事が3年や5年スパンであることが多く、その仕事は会議で実行が決定されている為、個人に責任が及ぶことはありません。
どちらかというと、決まったことを毎日ちょっとずつ社内調整をしながら進めていく仕事である為、スピード感というよりは調整力が問われる仕事です。
確かに、大手私立大学となると30代で年収800万円、40代で年収1,000万円が全員貰えたりするので、その世界で物事に取り組むというのは特殊かもしれません。
ノルマや目標を設定しにくい仕事ということで、数字の未達というよりは会議文書の順番や会議に出席する教員の弁当の数や内容を話し合うことも多いです。
ノルマや目標が無いのということは最高かもしれませんが、社内調整メインのデスクワークであるが故に、生産性を毎日フルパワーで求められない分、自分の中で目的を見失いがちだったりします。
大学職員はやめとけ、大学職員はオワコンという人もいますが、自分自身が民間企業的なノルマや目標の世界にいたいのか、それとも会議で決まったことに取り組む世界が良いのかは人それぞれです。
大学職員として取り組む仕事を達成しても年功序列なので劇的に年収が増えたりすることはありませんしが、その分ワークライフバランスは必ず両立される仕事ではあります。
大学職員に転職して、年功序列賃金と夏休みや冬休みが各2週間以上あるというのは、客先対応があった民間企業時代では考えられません。
また、大学職員としての年収も将来的には年収1,000万円は確約されていますが、30歳で年収1,200万円というような大手企業の世界ではなく、年功序列制で40代で残業しなくても年功1,000万円という感じです。
残業も、年間で100時間も残業していませんから、月平均10時間も無い残業時間なので、残業代がめちゃくちゃ入るということもありません。
このように、民間企業の大手企業であれば30歳で年収1,000万円に到達しますが、大学職員になってみると残業が年間100時間未満、40歳で年功序列で年収1,000万円というギャップがあるのは事実です。
そんな大学職員の求人探し方ですが、地方であれば、意外とハローワークにレア求人がこっそりでていますし、都市圏であれば転職サイトのプライベートオファー(スカウト)が、倍率的にもオススメです。
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大学職員は微妙かもしれない。ただ、今の日本の中では全然マシな仕事である理由
大学職員は少子化だから潰れるということを言う人がいますが、本当に大学は潰れているのでしょうか?
コロナ禍で企業の倒産数やリストラの数は増えていっていると言われますが、大学業界では18歳の多くが進学するということもあり、急激な変化というのは起こっていません。
ITバブルの2000年以降に募集停止(倒産)した大学の一覧をまとめてみましたが、早慶・MARCH・日東駒専やそれ以下でもブランドのある大手私立大学では倒産していないというのが現実です。
この倒産した大学を見てみると、もともと学生募集が全くうまくいっておらず、学科再編をしても定員が50%も満たないなど、昔から継続して赤字が続いていたという現実がありました。
愛知新城大谷大 | 2010年募集停止→2013年廃止 |
映画専門大学院大学 | 2012年募集停止→2013年廃止 |
英知大学→聖トマス大学 | 2007年改称→2010年募集停止→2015年廃止 |
LCA大学院大学 | 2009年募集停止→2011年廃止 |
神戸夙川学院大学 | 2015年廃止 |
神戸ファッション造形大学 | 2010年募集停止→2013年廃止 |
創造学園大 | 2013年廃止 |
東京女学館大学 | 2013年募集停止→2017年廃止 |
東和大学 | 2007年募集停止→2011年廃止。土地・建物は純真学園大学が継承 |
日本伝統医療科学大学院大学 | 2009年募集停止→2010年廃止 |
福岡医療福祉大学 | 2014年廃止 |
福岡国際大学 | 2015年募集停止 |
松阪大学→三重中京大学 | 2005年改称→2010年募集停止→2013年廃止 |
聖母大学 | 2011年募集停止→2014年廃止 |
上野学園大学 | 2021年募集停止 |
広島国際学院大学 | 2021年募集停止 |
保健医療経営大学 | 2021年募集停止 |
大学は潰れる潰れると言われていますが、コロナ禍の2021年の6,030件に比べると、2021年に募集停止したのは上野学園大学等の数校程度です。
潰れる大学の特徴は上記を見ていただくとおわかりですが、地方の小規模大学でありますから転職先として地方の小規模大学で定員を割っているところを避けるだけで十分にリスクヘッジ可能です。
また、NTTドコモの年収120万円以上の切り下げや平均年収1,000万円以上の武田薬品工業がリストラをしているなど、まったり高給といわれた会社でも時代に合わせてかなりハードになってきています。
そんななか、私立大学職員は早慶~地方Fランク大学まで合わせても平均年収734万円であり、大手私立大学であれば年功序列で誰でも年収1,000万円に到達可能ですから、まだまだ安定している業界だと言えます。
特に、2022年に生まれた子供の数=2040年(子供が18歳になる年)の市場規模ですので、もうすでに市場が見通せている状態というのも強いです。
いまから18年前を思い返していただき、日本企業がここまで没落すると思っていた人はいますでしょうか?
そう考えると、大学業界というのは少子化と言いつつも先が見通せている状態が続きますので、いきなり数年後に路頭に迷うとうようなことがないのが働くメリットであります。
転職先として大学職員を検討する際には、学生数が合計4,000人以上だと盤石ですし、いま定員を割っている地方私立大学を避けるだけでだいぶ安定するので、毎週末更新の大学職員の求人一覧からぜひ探して見て下さい。
大学職員の市場価値と定年までの自分の価値を考える
大学職員に転職しようと思うひとは、民間企業のノルマや出世競争が嫌だったり、いまの年収が安いからアップしたいという人がほとんどでは無いでしょうか。
民間企業→大学職員へと転職すると、ノルマから開放されて、どんな大学でも平均年収は日本の一般的なサラリーマン以上(年収ランキング)で休みも多くなるので、メリットは多いです。
ただ、大学職員から転職しようとすると、大学という特殊な場所で働いてしまうと、その次の転職を考えるのはかなり厳しくなりがちです。
大学職員の場合、法人税などを支払わなくていい非営利団体なので、そもそも利益を出すことを求められていません。
また、教員>事務職員というパワーバランスにおいて、仕事の内容は公務員的で前例踏襲の文書主義です。
そもそも、大学というのは装置産業で外資系の参入なども無いため、リスクをとってわざわざ新しいことをする必要がないのです。
大きい大学でも売上は数百億程度なので、外資系がわざわざ参入するメリットが無いとも言えます。
2000年以降、潰れた大学は14校しかなく、東洋経済オンラインの『危ない大学ランキング』で名前を挙げられた大学でも、倒産するのは430年後です。(大学職員の将来性を解説【危ない大学は430年後に倒産】)
少子化で危ないと言いますが、今年の新生児の数が18年後の市場になります。
18年前に勢いのあったシャープは倒産しましたが、日本の98%の大学はリーマンショックもコロナ禍も関係なく生き残り、定員を大きく満たせなかった14大学が潰れました。
なので、民間企業で勤務していた経験からすると、大学のほうが民間企業より遥かに安定しているなというのが、働いてみた感想でした。
ですから、大学職員に市場価値はありませんが、転職する価値は非常に高く、まったり働いて日本の大手企業並みの年収というのは十分に実現できる感じであります。
ただ、最近は大学職員が人気すぎて、非常に選考が厳しくなっているという現実もあります。
大学職員はやめとけって聞くけど、ホワイトな仕事じゃないの?
大学職員はホワイトな仕事ですか?
この質問は、累計415名以上が大学職員へ転職した弊ブログでの定番質問になります。
無料相談できる、LINE@でも毎日のようにご質問を頂戴します。
- ノルマや目標無し
- コロナでもボーナス全額支給。というか、年功序列で自動昇給するから増えた
- 18年後の市場規模(=今年の新生児数)が確定しているので、現時点で定員割れて無い限り潰れない
- 私立大学職員の平均年収は734万円
ホワイトかどうかの判断は、人それぞれですかね。
コロナ禍になり、私の友人を見ると月1回の出社以外はALL在宅勤務で年収900万円とか、週1は出勤させられるけど海外出張や取引先接待などのダルいイベントが無くなって年収1,200万円など、コロナのおかげでコスパ最高になってる民間企業も多いです。
それに比べると、大学職員はテレワークもまず無いですし、都心に住んで70%は住宅補助がでるなどもありませんから、大手企業と比較するとオススメできないなという感じ。
ただ、内勤の事務仕事でノルマや目標も無く過ごせていると考えれば、大学職員もホワイトなんじゃないかと思います。
大学職員は楽じゃない、やめとけ!と言う声もある
大学職員という仕事は、楽なのか、そうじゃないのか、大学職員なんかやめとけ、非常に沢山の論争が起こりやすい仕事です。
実際、民間企業から大学職員へと転職してみて感じたのは、ノルマや目標が無いのは精神的に非常に楽ですし、年間の総残業時間が100時間未満なのもプライベートが充実するのでありがたいです。
ただ、最初は大学職員に転職して楽だしラッキーと思っていても、自然と身体が慣れていき、現在ではちょっと忙しくなると結構疲れるようになりました。
人間、忙しく働いているときにはそれに慣れますし、大学職員になってみて有給休暇を全消化しながらノルマや目標から離れた生活をしていると、それに慣れます。
結局、今までこなせていた「量」をこなすことは非常に難しいというか、それほどの仕事量は無いですから、自然と身体が順応して対応できる「量」が下がっていくということになります。
このあたりは、転職して入ってみないと、分からない感覚かもしれません。コスパのみを追い求めた結果、大学職員になった自分からすると、人間って環境に慣れるんだなというのが感想です。
また、大学職員には極端に真面目なひとや、人から何かを指摘されて受け止めすぎる人には、教育という仕事に明確な終わりがない為、精神的に苦労することも多いです。
現職がホワイト企業のひとも、コロナ禍でもリモートワークが大学で進んだということもないので、毎日出勤するというのは辛いかもしられません。
そのため、マインドセット的には現職がブラックで、毎日ノルマや目標、出世競争で疲弊しているひとなら、現実的な視点を持ち合わせていますから大学という閉鎖的な業界であっても、十分にやっていけると思います。
大学職員はやめとけの理由って人間関係がヤバいから?
大学職員に転職を希望する人は、人間関係について非常に気にされます。
弊ブログでは累計415名以上が大学職員へと転職しましたが、大学職員の年収・休み・人間関係は、無料で相談できるLINE@の上位の質問事項です。
大学職員として働いてみて感じるのは、部署というは人間ガチャなのは民間企業でも一緒。人間関係は人や部署によるという答えです。
しかし、民間企業とは違ってノルマなどが無いことから、電話100件してアポとって来ました!みたいなバリバリ系の人は少なめです。
民間企業の場合、上意下達であったり、利益やノルマという共通目的がある程度は設定されている為、まずはその達成のためになにをするかという思想になります。
また、日常業務が忙しいことが多い為、細かいことを気にするよりも取捨選択していくなかで、部署としてのミッションをこなそうという風土であることも多いです。
しかし、大学職員の場合、ノルマや目標というよりは、大学の運営の裏方的なサポートなので、自分自身の数字の達成というプレッシャーより、どうやって運営しようかと考えることの方が多いです。
仕事も、官僚組織でいうと「消極的権限争い」が発生しやすい為、自分の仕事・他部署の仕事と縦割りになりがちという現実があります。
民間企業でも大企業となるとセクショナリズムが強くなりますが、ノルマや目標より運営を重視して「平和」に物事を進めたい人には、向いているかもしれません。
大学職員ってリストラされる?将来性が無くても潰れない理由
大学職員はやめとけと言われる理由の1つに、少子高齢化でこれから大学はどんどん潰れていくからというのが挙げられます。
- 大学職員は潰しが効かない仕事だからやめとけ
- 大学職員はリストラされるからやめとけ
- 少子高齢化でこれから厳しいから、大学職員はやめとけ
これって、本当にそうなのでしょうか?
実施に、現役大学職員として勤務してみた感想としては、転職するまで言われていたことと全く違ったので、ご紹介してみます。
まず、コロナ禍において、倒産した大学は存在していません。その時点で、安定しているような気がするのは、気のせいでしょうか。
2020年の倒産件数は7809件でした。
なのに、大学で倒産した件数は0件です。
試しに、2000年以降に倒産した大学をリスト化してみると、こんな感じ。
愛知新城大谷大 | 2010年募集停止→2013年廃止 |
映画専門大学院大学 | 2012年募集停止→2013年廃止 |
英知大学→聖トマス大学 | 2007年改称→2010年募集停止→2015年廃止 |
LCA大学院大学 | 2009年募集停止→2011年廃止 |
神戸夙川学院大学 | 2015年廃止 |
神戸ファッション造形大学 | 2010年募集停止→2013年廃止 |
創造学園大 | 2013年廃止 |
東京女学館大学 | 2013年募集停止→2017年廃止 |
東和大学 | 2007年募集停止→2011年廃止。土地・建物は純真学園大学が継承 |
日本伝統医療科学大学院大学 | 2009年募集停止→2010年廃止 |
福岡医療福祉大学 | 2014年廃止 |
福岡国際大学 | 2015年募集停止 |
松阪大学→三重中京大学 | 2005年改称→2010年募集停止→2013年廃止 |
聖母大学 | 2011年募集停止→2014年廃止 |
うーん、、、どうでしょう。
これらの大学の地元の方なら分かると思いますが、経営危機が急に出てきたというよりは、地元の高校からも進学者が全然いないという認識かもしれません。
地方の私立大学の場合、日本経済の低迷による地元思考の高まりなどもあり、ある程度の学生を集めることができるものですが、これらの大学にはそれが厳しかったという現実があります。
大学職員がすごいのは、安定した市場と将来性
2000年以降、倒産した大学は14校あります。
ただ、むしろ2000年以降のITバブル崩壊、リーマンショック、コロナを経て、まだ14校しか潰れていないということです。
大手企業であれば、メーカーでの平均年収ランキング1位をキープしていたシャープも無くなりましたし、レナウンも潰れました。
コロナ禍では、日本航空や全日本空輸、JTBなど就職人気ランキング上位の企業が1年以上ボーナス0円などで苦しんでいます。
そんななかでも、大学職員という仕事は、それらの有名企業のような華やかさはありませんが、毎年昇給してボーナスもフルに出ていますから、安心できる仕事といえます。
大学別の年収ランキングを調べる>>>大学職員の年収ランキング【2022年版】
大学という業界は、今年生まれた0才児の数=18年後の市場規模です。
また、参入障壁が高い割に、企業からすると大きな利益を得にくい構造なので、GoogleやAppleのようなイノベーティブ企業が参入することもありません。
2020年の出生数が過去最低の84万人となり、大きなニュースとなっていました。
しかし、その新生児が18歳となり大学受験をする2038年には、84万人のうち50%が大学進学するとすれば、42万人の大学受験市場が形成されるのです。
つまり、東京大学から順に定員を埋めていき、42万人目までの大学は定員割れすること無く入学者を確保できる構造となっているのが特徴です。
いまから18年後の市場規模が確定している業界という時点で、大学職員は安定していますし、来年会社が無くなる、5年後に会社が無くなるなんてことは無い点が、大学職員をオススメできる理由です。
ちなみに、危ない大学ランキング上位の大学は430年後に資金が枯渇して倒産するとの研究結果が出ていました。
→大学職員の将来性を解説【危ない大学は430年後に倒産します】
国立大学職員がホワイトと思うのは業界研究不足だし転職はやめとけ
大学職員に転職しよういと思ったとき、まず国立大学職員のほうがホワイトなのかな?と皆さん思います。
これは、公務員がなんとなく楽そうというイメージから来ているものと推測されますが、実際に大学職員として働いてみると、国立大学職員ほうがガチャを外すと面倒くさいと思うのです。
特に、国立大学と言っても、旧帝大とそれ以外、更には地方の公立大まで、国公立大学という括りでは種類が多いです。
ただ、どこにも共通するのは、私立大学より学費を安く設定しないといけないということに縛られて、お金無いんだろうなという印象です。
確かに、国からの運営交付金は私立大学よりはるかに多く支給されていますが、私立大学のように校舎がキレイだったり、トイレがキレイな国公立大学の数はあまり多くありません。
基本的に教育と研究にお金を使い、その次に学生のアメニティ、働いている人間のアメニティ整備なんか一番最後という印象なので、働く側からすると環境が良いとは思えないのです。
また、国立大学職員は絶望的に年収が低く、公立の事例ですが、静岡県立大学であれば、36歳で年収500万円無いなど、かなり悲惨な給与体系になっています。
大手私立大学職員であれば、25歳ぐらいで年収500万円はあるのが普通ですから、国公立大学職員は年収が低すぎるというのは絶望的な問題です。
また、大学職員の仕事は小規模~大規模大学でもそれほどやることは変わりません。
なので、小さいから仕事が少ないというようりは、小さい規模の大学や職員数が少ない大学であれば、自分の担当業務が多いというのは間違いないのです。
そう考えると、国立大学職員がホワイトそうだからというのは安直な考えで、真にホワイトなのは職員数も潤沢にいる大手私立大学で、部署が縦割りだからやることが決まっていて楽ということになります。
また、国立大学職員の場合、最悪なのは病院勤務でしょうか。患者の相手もアレですが、病院というドクターを頂点とする完全なヒエラルキーの社会で、事務は最下層です。
その割に、病院は朝早くて休みも少ないので、それらのリスクも勘案すると、国立大学職員だからホワイトということにはなら無さそうな気がします。
次の項目では、国立大学職員の実際の年収を見ていきましょう。
国立大学職員から転職したい|大学職員なのに年収が低すぎる仕事
日本の場合、年収を決めるのは能力ではなく、働く場所
例えば、静岡県立大だと
36歳月給279,000円
→年収458万円
※ボーナス県職員並と仮定
対して、大手私立大勤務なら、25歳で年収450〜525万円程
基本的に大学職員の場合は私立がオススメ
弊ブログでは、いままで累計で415名以上が大学職員に転職しておりまして、無料のLINE@相談なんかもやってるのですが、国立大学職員から転職したいという声は多いです。
国公立大学職員からの転職理由で圧倒的に多いのは、年収が安すぎるという声。
厚生労働省公開のデータでも、国立大学職員の平均年収が576万円であるのに対し、日本の全私立大学平均(早慶〜地方Fランまで含む)で734万円とかなり差があります。
勤続年数 | 年収 |
1年目 | 310万円 |
2年目 | 378万円 |
3年目 | 397万円 |
4年目 | 398万円 |
5年目 | 391万円 |
2011年時に執筆されたブログのデータでは、このようなご状況とのこと。
国公立大学職員であれば、地方の地元から転勤なく働ける、地方であれば役所か大学ぐらいしか仕事がないという特徴もありますので、一概には言えませんが、年収ベースで考えると圧倒的に私立大学>国立大学になります。
人気の関連記事>>>大学職員の年収ランキング|現役が解説する内部情報【2022年版】
大手の私立大学職員の場合、新卒3年目の平均年収で490万円程はもらっており、特に年収が高い中央大学職員などは、25歳で年収525万円です。
大学職員の年収比較【保存用】
質問が多いので、まとめ。
国立 576万円
私立 734万円
東京大 677万円(44歳)
京都大 642万円(43歳)
早稲田 1,141万円(45歳)
慶応 826万円(45歳)
中央 1,163万円(45歳)
明治 1,192万円(45歳)
平均的な勤続年数で比較した場合も、東京大学や京都大学の事務職員平均年収が650万円ぐらいなのに対し、大手私立大学は900〜1,200万円ぐらいとなり、圧倒的に年収格差があることがわかります。
なので、大学職員になってある程度の年収を貰いたいと考えたときには、国公立大学ではなく、私立大学職員を目指すことが重要です。
このブログから407人が大学職員に内定しました
2024年4月までに
大学職員を目指せるエージェントのまとめ
弊ブログからは、2018〜2024年で407名が大学職員へと転職しました。
大学職員の転職は情報戦です。自分の知らないうちに求人が出ていることを避けないといけません。
弊ブログでの実績のある、合格者がみんな使っていたエージェントは2つだけですので、シンプルです。
早めの登録と活用がポイントになります。
大学職員に転職できるエージェント
リクルートと並ぶ実績のあるエージェント
大学職員はやめとけ|人気高い仕事だけどその先のキャリアがあるなら、一旦考えてみる
大学職員に転職したら、勝ち組!
そう思って転職活動に取り組まれる方は多いです。
確かに、倒産リスクが無くてノルマや出世競争も無し、大手であれば年功序列で誰でも年収1,000万円あって、夏休みと冬休みが2週間以上となるとホワイト感が強め。
終の棲家として、大学職員を選択するひとにはオススメできる仕事であります。
ただ、大学職員に転職するということは、そこからの(同条件での)転職はほぼ望めないことを理解しておく必要もありそうです。
弊ブログからは累計415名以上が大学職員へと転職しました。
多くのひとが、『民間企業よりも楽でホワイトそうな仕事に就きたい』ということで大学職員という仕事を選択されています。
『大学職員に転職したら、もう他の仕事を選ぶことはない』と決めて転職すると良いのですが、他にもなにかやりたいことがあるなかで大学職員を選ぶのはオススメしないというのが今日のお話。
そもそも、大学職員という仕事が年収や業界安定性から考えると恵まれすぎていて、同条件で他社を探すのはほぼ無理なぐらいのホワイトです。
転職人気記事>>>ノルマのない仕事がやりたくて大学職員に転職したら最高だった件
大学職員はやめとけ、その言葉を残して先輩は辞めた【デメリット】
弊ブログは、『大学職員になりたい』という方向けに細々と記事を更新しています。
そんなこじんまりとしたブログでも、弊ブログから累計で415名以上の方が大学職員へと転職されました。
『大学職員になることがゴールではない』と大学職員になってる人は言えますが、日々のブラックな環境で疲弊している人からすると、大学職員になることがゴールです。
楽でホワイトな仕事に転職したいから大学職員というのは、転職への動機付けとして何ら間違っていません。
実際、ノルマや出世競争、年収の下がる出向などもなく、誰でも年収1,000万円に到達する仕事ってなかなかありませんから。
人気記事>>>大学職員の年収ランキング|現役が解説する内部情報【2022年版】
そんな大学職員でも、辞める人は一定数います。
▶大学職員を退職する理由
- 前例踏襲型のデスクワークで、スキルが身につかないと感じる
- 会議決定が全てであり、スピード感や自由度に欠ける
- 外部との繋がりが希薄で、閉鎖的な空間に面白さを感じなかった
- (勤務先大学の規模が小さく)忙しい割に年収が低くワークライフバランスが悪い
- 海外留学したいので辞める
弊ブログにご相談いただく、大学職員を辞めたいひとの退職理由などをこんな感じが多いでしょうか。
基本的に大学職員は民間企業と比較するとホワイトな分、退職理由にポジティブな要素は少ないです。
弊ブログに相談いただいた方も、『夢を持って転職してみたけど、この硬直化した組織で仕事をするのは自分の時間の無駄だ』と言って、大学職員を退職しました。
その方は英語も話せて前職も総合コンサル業界だったので、大学職員という仕事に幻滅したのでしょう。
大学の場合、意思決定プロセスが複雑で、文書をもって決定する会議文化であることから、仕事へのスパンが自然と3年や5年となり、毎日数字に追われているということはありません。
また、私自身が大学職員に転職してみると、夏休みや冬休みは各2週間以上で年間残業時間も100時間以下なので、ワークライフバランスは充実しており、プライベートを大切にできます。
ただ、それを自分の能力向上という観点から考えると、ベンチャー企業的な働きをして自分自身にノルマや目標を課して成長したいという人には向いていない業界です。
なので、自分の市場価値を向上させるというよりは、自分自身のやりたいことがいくつかあるなかで、時間やプライベートを大切にしたい行き方がしたいというのであれば、大学職員はオススメできます。
ノルマや出世競争から開放され、年功序列制度で年収1,000万円で夏休みと冬休みも民間企業より遥かに多いというのは、家族との時間を大切にしたい人には向いていると思います。
そんな働き方を実現しようとしたとき、民間企業の大手ホワイト企業もそうですが、実は大学職員でも実現可能なので、最近では弊ブログから累計415名以上が転職していきました。
このブログから407人が大学職員に内定しました
2024年4月までに
大学職員を目指せるエージェントのまとめ
弊ブログからは、2018〜2024年で407名が大学職員へと転職しました。
大学職員の転職は情報戦です。自分の知らないうちに求人が出ていることを避けないといけません。
弊ブログでの実績のある、合格者がみんな使っていたエージェントは2つだけですので、シンプルです。
早めの登録と活用がポイントになります。
大学職員に転職できるエージェント
リクルートと並ぶ実績のあるエージェント
会社に行きたくないと思わないから精神的には楽な仕事【メリット】
大学職員の市場価値を考えたとき、民間企業よりは成長スピードが鈍化することもあります。
ただ、日系の伝統的大企業ならば、ほとんどがそうなかもしれません。
基本的には社内調整で多くの時間を割かれますから、ガラパゴス化したスキルしか身につかないのかなと思います。
大学職員もまさにそのとおりで、発展的な仕事というのはほとんどないと思っています。
事務職員という名前のとおり、多くの人が前例踏襲型の業務であり、決裁権者は事務にはいないので、教員という『決めれる人』のために仕事をしています。
なんで、そんな内向きの仕事が多いのかと言うと、大学業界は18年後の市場規模が今日決まっている(今年生まれた0才児の数が18年後の市場)からです。
また、教育という間に見えないものを取り扱っているから結果がでるまで時間がかかり、事務職員が担当している仕事も3年や5年スパンとなるので、今月のノルマが…とはならない仕事なのです。
また、大学というのは盤石の財政基盤であることが多く、東洋経済の『危ない大学』特集で「危ない」18位にランクインした大学が倒産するまで460年かかります。
大学は少子化で淘汰されていくと言われますが、この10年で淘汰されたのは地元からも受験生を集めることができなかった大学であることから、地元から見放されると消えてしまいます。
人気記事>>>少子化でも大学職員が安定した仕事である理由【転職先としてオススメ】
なので、ほとんどが盤石の財政基盤で安定しているので、学生募集で冒険する必要も無いですし、毎年同じことをしていても人が集まる構造となっています。
その仕事スタイルが面白くないという人は本当に大学職員は苦痛です。
ただ、成果を求められず、事務職でこの年収、更には夏休みや冬休みが各3週間以上あったりすると、民間企業に戻ることは待遇面では不可能です。
私の場合、ノルマや出世競争に追われない精神的に安定した仕事であると考えていて、精神的に楽すぎるので仕事に行きたくないと思ったことは一切ありません。
前職がブラック企業の人からすると、そう思える仕事だけで十分だと言えます。
大学職員を辞めたい大学職員も存在する
みなさんが転職したい仕事である大学職員ですが、大学職員を辞めたいひとも一定数存在します。
上の画像の方は、大学職員の研修で知り合った他大学職員の女性。
前職が大手のシステム会社だったのですが、そこから考えると仕事が暇すぎて転職することを考えているようです。
特に、20代でまだ先のある方においては、仕事が物足りなさ過ぎて転職したいという方も一定数いらっしゃいます。
このあたりは大学職員になってみないと分からないですし、個人の考え方によるので難しいところです。
大学業界は厳しいと言われてはいますが、実際はかなりの前例踏襲主義ですし、そもそも事務だけで決めれることはほとんどないので、社内調整が多い仕事です。
また、なんでも合議で決定する責任分散型の世界なので、個人にノルマや目標が発生することはありませんから、厳しい環境で自分自身を鍛えたいとなると物足りないかもしれません。
大学職員の場合、ノルマや目標のない年功序列なのでそれほど職位によって年収差はなく、むしろ課長クラスになると年収1,300万円ぐらいはあるが会議が多いので休みにくいという現実があります。
それならば、ずっと平社員でも年収1,000万円には到達する上に、残業代があって会議出席義務もほぼないので自由に休みを決めることができるというワークライフバランスも選択できるのは魅力的です。
大学職員の業務に意味を見出すのは困難であることが多いので、なにも考えずこの待遇をもらうための作業だと思わないとやってられない気がします。
それでも、民間企業のブラックな環境から抜け出したいと思う方であれば、大学職員は本当にオススメできますが。
財団法人はやめとけ|楽な仕事がいいなら大学職員しかない理由
いまの仕事がキツいから、辞めたいと思う人が、転職先として考えるのは、公務員・財団法人・大学職員ではないでしょうか。
そのなかで、大学職員は難しそうだし、、、と思って財団法人への転職を考えている方には、【 公益財団法人はやめとけ 】と言える理由をお教えします。
財団法人はやめとけと言える理由
- 本当に安定した財団法人は少ない
- 人材の質や人間関係が、公務員・大学職員よりも低い可能性が高い
- 年収が上がる見込みがない(事業が拡大する要素がない)
2008年の12月に新公益法人制度が施行され、最初には24,000程度あった公益法人は、合併や解散を経て20,000ぐらいまで数を減らしました。
財団法人=天下りのような印象を世間には持たれていることもあり、財団法人の前途は多難であると言えます。
公益財団法人助成財団センターのHPによると、年間助成額5,000万円未満の財団が73%、5億円以上が3%となっています。
つまりは、70%の財団法人はかなり財政規模が小さく、大手の財団法人の数は日本にほとんど無いということです。(参考>>>資産総額上位100団体ランキング)
年収というものは、財政規模が一定以上ないと高くはなりませんから、多くの財団法人では高い年収は期待できないということは、年間助成額の割合を見ると簡単に想像できます。
助成額というのは、かかった経費に対しての30%や50%というように定められていることが一般的なので、助成額の大小=財団の規模と言い換えることが可能です。
年収は公務員準拠もしくは、公務員よりも安いことがほとんどであり、国家公務員の平均年収は682万円(2019年度)であることからそれ以上はまず望めないと言えます。
また、財団法人は小規模なところがほとんどであり、人間関係も閉鎖的、嫌になっても異動する先が無いというクローズドな部分もかなり多いです。
そのあたりを考えると、財団法人への転職は情報が少ない割にリスクが大きく、かなり慎重になったほうがいい、もしくは財団法人はやめとけと言うほうが正解かなと思っています。
その点、大学職員であれば平均年収は早慶〜Fラン大まで全て合わせても730万円あり、大学の大小に関わらず部署は一定数存在することから異動先もまだ財団法人よりは多いです。
関連記事>>大学職員の年収ランキング|現役が解説する内部情報【2022年版】
また、財団法人と大学の場合、学生が存在するのも大きな違いです。
四季を感じることのできるキャンパスに、毎年新入生が入り、サークルの勧誘がありというような、大学ライフを身近に感じることができる大学職員は、オフィス勤務に無い新鮮な空気を感じることができることもオススメです。
大学職員を辞めたいひとのリアルな退職理由【実話】
一時期、ネット上で話題になった、大学職員が仕事を辞めたい理由はコチラ。
確かに、給料や福利厚生は手厚くて、何もなければ定時に帰宅できます。50~60代の上司を見ても、外車をいくつも所有したり、余暇を楽しんだりしています。当然のように定年まで勤めあげることができて、経済的にも時間的にも余裕がある職業だということは分かっています。
でも、社会人として、このままではいけないと思っているんです。民間企業から転職した私にとって、民間企業ほど競争にさらされることがない大学では、とても危機感がなく、ただ日頃の仕事を淡々とこなす働き方は、人間味のない機械のようだと感じています。
中途採用で大学職員に転職した6年目の方の書き込みでした。
もともと、この方も民間企業からの転職組なのですが、大学職員という世界が嫌になったみたいです。
ただ、いま民間企業で働いているあなた、これを見てどう思いますか?
すぐにでもこの風土から脱出して、生き生きと意欲的に仕事ができる環境に移りたいと思う反面、やっぱり大学ほど恵まれた待遇はないことも分かっています。仕事に対する自分のポリシーを貫くか、将来の生活のために自分の考えや気持ちを抑え込んで働き続けるか、この疑問は大学職員1年目からずっと変わらず持ち続けています。
と書かれていることから分かるように、この方は非常に高い目的意識をお持ちです。この方の生き方や考え方を否定するつもりはありません。
ただ、大学職員へ転職したい方にお伝えしておきたいのは、大学という組織は公務員的な側面があり、自分の頑張りが見えなくなることがあります。
民間企業のなかでもベンチャーのような意思決定スピードよりも、議論や過程を重視することから、ノルマや目標に追われない代わりに、「調整事項」が増える仕事構造になっています。
仕事として面白さを考えると、バリバリ先頭に立って営業していきたいという人よりは、調和を重視して仕事を進めていきたいという人に向いてます。
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大学職員の年収ランキング|現役が解説する内部情報【2023年12月版】
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前述の悩める大学職員の方の書き込みをみて上のように思えた人は、大学職員になってもやっていけると思います。
この世界、真面目な人程病んだり悩んだりしてしまいがちですから、プライベートを充実させるためにこの仕事していますという人ぐらいのほうがちょうど良かったりするような。
今日はそんな見方によっては最高な大学職員という仕事について、辞めてしまう理由をまとめました。
このブログから407人が大学職員に内定しました
2024年4月までに
大学職員を目指せるエージェントのまとめ
弊ブログからは、2018〜2024年で407名が大学職員へと転職しました。
大学職員の転職は情報戦です。自分の知らないうちに求人が出ていることを避けないといけません。
弊ブログでの実績のある、合格者がみんな使っていたエージェントは2つだけですので、シンプルです。
早めの登録と活用がポイントになります。
大学職員に転職できるエージェント
リクルートと並ぶ実績のあるエージェント
せっかく大学職員に転職したのに辞めちゃった同僚の退職理由
「大学職員に転職してみて分かったけど、想像しにくい仕事であるからこそ、ギャップが大きいと思う」
海外大学を卒業し、大手のコンサルから転職してきた同期が言ったコトバです。
かなり人格者で辞めてからも慕われている男性なんですが、言葉は辛辣でした。
もっと、アドミニストレータとして自由な発想で仕事ができると思っていたら、全然違ったみたい。
(ちなみに、大学職員・アドミニストレータ=どちらも大学職員を指すのですが、アドミニストレータのほうが高度な人材として定義されている気がします。)
【アドミニストレータとは?】
従来の事務処理中心の事務員(大学職員)から、大学の戦略立案なども担う高度専門職のこと。(中教審答申を筆者なりに解釈)
かなり、高度な能力を要求され、大学職員も大学運営を担うアメリカ的な働き方をする人材であると言えます。
ただ、夢を持ち転職してきた同期ですが、実際に転職してみたら教員のお世話ばかりで、さっさと辞めたくなったそうです。
まあ、そうですよね。
大学職員の地位なんて、私立大学であっても教員と協働なんて言いながらも、基本的には教員>事務職員です。
これが国立大学ならお察し。
医大なら、どの職位よりも下(by医大勤務)という悲惨な状況みたいです。
- ベテランの医大大学職員は数十年医事課勤務(異動があったとしても、連携病院間での医事課か、もしくは入院⇔外来。)
- 大学→病院事務はいてもその逆はあまりない
かなり微妙。
教務関係の会議なんかは顕著で、決定権が教員と決まってしまっている為、議事進行がメインの仕事になります。
バリバリ意見交換して仕事を進めていくというよりは、事前調整と根回し、前例の確認で仕事進めていく確認型の仕事であると言えます。
このあたり、大学職員のストレスについて言及していた方がいましたが、民間企業のストレスとはまた違うストレスがあるのが特長です。
民間企業が良いとか大学職員がすごいとか言うつもりはありませんが、民間企業の場合は評価軸がノルマや肩書など一定のパワーを持つ基準なので、わかりやすいというんはあります。
それが大学職員の場合は年収序列でフラットなので、様々な人に発言権があります。
その結果、発言する人の能力にも差が生じやすいので議論がまとまらず、本質的な議論をしたいと思っている人にはかなりストレスフルな環境であるとも言えます。
また、大学職員という仕事は会議決定で責任が分散されているので、ノルマや目標が個人に掛からない分、自分自身にプレシャーの無いなかで仕事をすることも多いです。
その為、ノルマや目標のある世界で自分自身を鍛えて仕事をしていきたい人には物足りない環境になってしまいます。
逆に、大学職員という仕事では客先対応というものが存在したいので、明日急に休もうとか、午後はでかけたいから帰ろうというように自分自身で仕事を調整して休むことができるのは大きなメリットです。
もう民間企業のノルマや出世競争に疲れたので、毎日数字に追われる仕事ではなく、自分自身で仕事のペースを決めることができる仕事をしたいという人には向いていると思います。
それでいて、私立大学職員という仕事の平均年収は41歳で730万円ぐらいありますから、民間企業よりもはるかに年収高いのも転職先としてはメリットがあります。
このブログから407人が大学職員に内定しました
2024年4月までに
大学職員を目指せるエージェントのまとめ
弊ブログからは、2018〜2024年で407名が大学職員へと転職しました。
大学職員の転職は情報戦です。自分の知らないうちに求人が出ていることを避けないといけません。
弊ブログでの実績のある、合格者がみんな使っていたエージェントは2つだけですので、シンプルです。
早めの登録と活用がポイントになります。
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大学職員のストレス|他人に無関心で誰も助けてくれない職場【後輩の退職理由】
大学職員の場合、仕事は非常に縦割り主義です。
またコロナ禍でもリモートワークなどが恒常的に導入されている仕事でもない為、最近では大手企業のほうがリモートワークメインで大学職員より楽になっていると思います。
それに、基本的に紙文化でパソコンを使うことが苦手な人も多いため、契約職員が作った差し込み印刷のラベルを年収1,000万円の専任職員が全件読み合わせしているような職場もあります。
このあたりは、大学という仕事が「変化する」ことよりも、安定して変化しないことを求められる世界である為、ノルマや目標が無い代わりに、前例踏襲主義になっていると言えます。
そのため、民間企業のように変わらないことは退化であるという風土はなく、ノルマや出世競争が無い年功序列制度のなかで、安定的に大学を運営するにはどうするかというのを大切にしていく仕事です。
民間企業のバリバリ感に疲れたから、長期的なスパンでノルマや数字に追われず仕事がしたいという人には大学職員はオススメできます。
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ただ、大規模大学の教務系であれば取り扱う学生データ量も膨大なので、ミスが起きると波及する範囲が大きいというデメリットもあります。
途中でデータの間違いがあったとしても、その担当が新卒君だけだとすれば、、、基本的に助けてくれる人はいません・・・。
かなり縦割り主義の弊害というのは、このあたりにあります。
先輩職員が後輩に「それ私の担当じゃないんで」って普通に言ってしまう風土でもあるので、正直めんどくさい場面も多々あるのが大学職員です。
適度に聞き流しつつ、言うこと聞いてたほうがいい人、信頼できる人の意見を聞く。
あとは自分のスキルを向上させ、文句言われない程度のクオリティで仕上げる。
2時間かけて作った会議資料が時間無くて5分で審議みたいなこともありえますから、真面目に時間かけて仕事しても報われるとは限られません。
結局は所詮事務なので精神的プレッシャーもないから楽といえばラクですが、思い詰めやすい人には向いていない職場だと思います。
楽したい中途採用者には、とても向いていると思うのですが・・・
大学事務の派遣を辞めたい|女性の多い職場は大変らしい
大学職員とひとくくりにしても、さまざまな雇用形態があります。
- 専任職員(正社員の総合職)
- 嘱託職員(任期のある契約社員)
- 派遣職員
などですが、基本的には女性が多い職場です。
なので、女性同士のいざこざや人間関係で大学職員を辞めたいというひとも結構います。
大学職員に転職して思ったのは、本当に女性が多い職場はめんどくさいということ。
特に、最悪なのは、契約職員同士や派遣職員同士のいざこざですね。
まあこのあたりは女性が多い職場で働いたことがあるひとには分かると思いますが、そんな対応に時間を取られている課長を見ると、年収1,200万円でもこんな仕事したくないなとうのがホンネです。
大学の業務というのは属人的でガラパゴス化しやすく、『営業力』というように普遍的な汎用性のある能力でもありません。
基本的には長く在籍していると自然と詳しくなり、どんな優秀な人でも最初は全くわからないというのが事務仕事の基本だと思うのですが、それがまさに女性同士のいざこざに使われている感じ。
◯◯さんはそんなことも知らないの?だとかそういう感じですね。
現役の派遣社員として働いている方からの相談を頂いたのですが、どこの大学も同じような雰囲気なんだなーと残念な気持ちになりました。
大学職員として働く場合、人からなにか言われたことを気にしていると精神的にキツいです。
あ、そういう処理なんですね。前任から引き継がれていないので知りませんでしたと前任のせいにするぐらいがちょうどいい感じです。
それだけ、大学職員というのは民間企業から比べると浮世離れした世界なんです。