そんな疑問に答えます。
本記事の内容
- 大学職員の異動の実態
- 大学職員は出世しなくても大丈夫?
民間企業から大学職員を受けると、ついつい民間企業の視点で大学というものを考えてしまいます。
- 大学職員の異動と出世の関係は?
- 大学職員の窓際部署とかありますか?
その辺りは、民間企業から転職してくると、あまりに浮世離れしすぎてることにビックリしますよ。
関連記事>>>現役大学職員が伝える、大学職員への転職で対策すべき1番大切なこと
いきなり結論からお伝えすると、大学職員に出世競争や争いが無いため、異動することで給料が有利になったり不利になったりはしません。
むしろ、出世しないほうが自分の時間が使えて有意義なぐらい。
そんな、転職するのに最高な職場である大学職員に関して、今日は異動という視点からお話します。
大学職員の異動ってどのように行われているの?
大学職員の異動についてまとめました。
大学職員の異動の実態
- 年1回か2回行われる。
- 付属中学や高校への異動もありえる。
- 内示は1ヶ月ぐらい前に。
- 異動先は適当。「畑」は関係無し。
大学職員の異動は、「異動が転職と同じぐらい違う」と言われている公務員と非常に似ています。
大学の運営は非常に多岐にわたる事務で成り立っており、非常に官僚的な縦割り組織です。
その仕事はうちの部署の仕事ではありません。
みたいなセリフが普通に言われる組織な為、主管事務が詳しくても、異動すると全く違う仕事をさせられることになってしまうのです。
また、基本的に「ジェネラリスト志向」が大学には強くある為、「専門性」を身に付けにくい仕事であるとも言えます。
では、大学職員の異動について、現役大学職員からみた内部情報からの印象をお伝えさせていただきます。
大学職員の仕事は大きく分けて2つに分類される
大学職員の仕事を分類すると、主に2つに分けることができます。
- 法人系
- 教学系
これらは一般的に、法人系部門が学校法人の運営に携わるような部署のことを指し、教学系部門が大学の運営に携わるような部署のことを言います。
例えば、ここでは中途採用の配属先を公開している、早稲田大学の例を参考にしてみましょう。
早稲田大学で働いてみたい人はこちらもどうぞ
関連記事>>>早稲田大学の求人|大学職員で採用される方法【年収1,250万円】
法人系部門と言われる部署
- 法人課
- 人事課
- 財務課
- 企画・建設課
- 校友課
教学系部門と言われる部署
- 国際課
- 国際教育企画課
- 政治経済学術院
- 理工センター教育研究支援課
- 商学学術院
採用時期によって配属先が多岐にわたっていますが、おおむね法人系と教学系の部門に半分ずつ配属されていることが分かります。
【大学職員の異動】法人系部門と教学系部門はどちらが楽?
大学職員の仕事は労働時間や給料、休みの多さから比較してコスパ最高です
というのがこのブログのメイン主張になっていますが、法人系と教学系だとどちらが楽なのでしょうか。
正直、楽かどうかは部署の雰囲気や上司によるというのは、大学も民間企業も同じなので、ここでは「楽=有給休暇が取りやすい」と定義します。
関連記事>>>大学職員に転職して良かった18の理由。”楽で高給”は本当に実現した。
大学の場合、メインのミッションは教育と研究です。
そのために大学教員を雇用し、学生から学費を徴収して講義を行っています。
当然、予算も「教育・研究のため」に使われるものが多いですし、予算に比例して教職員の人員も教育や研究に関する部署に多く配置されています。
人員配置や予算配分のイメージとしては、教育研究に6〜7割、その他で4〜3割といったところでしょうか。
そうなると、必然的に大学職員も教育や研究に関する部署に多く配置されており、法人系部門は手薄であることが多いです。
ゆえに、結論としては、教学系部門の方が楽だと言われています。
大学職員の業務というのは完全に縦割りで、属人的。
誰かが大変だから、チームで助けてあげようという雰囲気は民間企業のときほどありません。
マニュアルなんて誰かが気まぐれで作ったいつのか分からないWordのファイルだけなんてザラ。
その環境に慣れるまではしんどいですし、属人的すぎて、隣の人に聞いても分からないことにストレスを感じたりもしますが、最初の1年ぐらいで慣れてしまえばあとは天国。
私自身も、異動したてのときはトイレに行く時間も惜しいぐらい忙しかったですが、いまじゃ年間25日ぐらい有給を取得し、年間の休日は150日を超えています。残業時間は毎月8時間ぐらい。
関連記事>>>大学職員が1位|残業時間が少ない仕事ランキング2018
属人的ゆえに、自分の仕事さえ終わっていれば休み放題なのが大学職員です。
休みにくい・・・とか有給休暇が取得しにくい・・・みたいなことは一切ありません。
やることやってたくさん休む
こんな生活ができるのは大学職員ならではの働き方だと思います。
このブログから407人が大学職員に内定しました
2024年4月までに
大学職員を目指せるエージェントのまとめ
弊ブログからは、2018〜2024年で407名が大学職員へと転職しました。
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弊ブログでの実績のある、合格者がみんな使っていたエージェントは2つだけですので、シンプルです。
早めの登録と活用がポイントになります。
大学職員に転職できるエージェント
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大学職員は出世に興味がない?出世しなくても年収1000万円
そんな質問をLINE@に頂くことも多いです。
結論を申し上げると、出世しなくても年収1000万円には到達するし、自由に休めなくなるので出世しないほうがお得ですよと考えます。
そもそも、大学職員には民間企業のような出世競争というものが存在しません。
それは、年功序列なので出世してもしなくても年収が大きく変わることはないから。
59歳のヒラ大学職員の月給が59万円でボーナス6ヶ月
なんて普通に存在しています。
ちなみに、そんなの本当?とかTwitterで書いてたりしますが、そういう時は転職クチコミサイトのVorkersを見て下さい。
大手大学ならその殆どが年功序列と書かれていますので。
そうなると、出世しなくても年収1000万円を余裕で超えますから、わざわざ課長クラスにならなくてもなんの問題も無いんですよね。
関連記事>>>【大学職員の退職金】一生ヒラ社員の場合でも、退職金は3,200万円超えそう。
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大学職員が出世するメリット・デメリット
大学職員が出世するメリットとデメリットはそれぞれですが、休みのとりやすさや年収から考えると、
出世しなくてヒラ社員でも年収1000万円はあるし残業代も出ますから、若手の課長なんかより年配のヒラ社員のほうが圧倒的に年収が高い
という状況も全然存在します。
実力で評価してもらいたしい、俺はバリバリ仕事したいんだ
そんな人は大学職員に来たら面白くないと思いますので、オススメしません。
仕事はまったりで十分。自分の時間を多く取りたいし、自由に休んで海外旅行がしたい。年収も1500万円はいらいなけど、1000万円は欲しい。
そういう人には大学職員はとてもオススメできるお仕事です。
大学職員が出世しないメリット
- 残業代が全部付く
- 出席必須の会議が少なくなるので休みやすい
- 出世しなくても年収1000万円を超える
- 大学職員というくせ者揃いの集団をマネージメントしなくて済む
大学職員が出世しないデメリット
- ちょっとだけ課長より給料が安い(それでも年収1000万円はある)
- マネジメント経験を積めない
- 平社員だと世間体が良くない?
プライベートを充実させ、高いワークライフバランスで生きていきたい方は、大学職員になるのがもっとも適しているかなと思います。
私は大学職員に転職して人生のクオリティが上がりました。
自信をもってオススメできます。
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