暇な大学職員(@univadm)です。
今日は、現役大学職員から見た、「大学職員という仕事」について。
大学職員を志望する、新卒/中途採用両方に共通した内容です。
エントリーシートや面接対策に悩んでいる方は、ぜひご覧ください。
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大学職員への内定報告を見る!7人公開中
あなたが大学職員の内定できるよう、3分で読める記事にまとめました。
この記事を見てもらいたいひと
大学職員に採用される自己PRを知りたい人
大学職員になるメリットを知りたい人
大学職員への内定の近道は、大学事務という特殊な仕事を研究できた人です。
また、せっかく大学職員になるのであれば、大学職員のメリットも理解しておいて下さい。
大学職員という仕事は、民間企業で働いていた人間からすると、ホワイト企業すぎる高待遇です。
デメリットは、大学職員になるのが人気すぎて対策が難しいこと。
ただ、このブログからは大学職員への内定者が7名出ていますので、ご安心くださいませ。
企業経験1年未満で、働いた実績がほとんど無い人でも対策したことで、大学職員へ合格しています。
大学職員という仕事のコスパは最高だと思ってます。
あなたも、大学職員を目指してください。
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大学職員という仕事は、学生目線で語ると不合格
大学職員という仕事を、学生目線で分析すると確実に不合格になります。
それだけ、大学職員の面接では「大学事務への理解」を問われていると思ってください。
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いつも面接ではコレ聞いてます。
特に、面接において不合格になってしまうひとに多い共通点は、学生目線での大学職員との関わり方を話してしまうこと。
みなさんは大学生のころ、大学職員とどんなかかわりを持っていましたか?
たいていの人が、「○○課の窓口で対応してもらった」という程度だと思います。
サークル活動時の講義室予約をお願いしたり、3・4年生くらいになるとキャリアセンターで面接対策をお願いするぐらいかなという程度です。
つまり学生時代にかかわる大学職員はごく一部に限られていて、学生の想像が及ぶ範囲も非常に限られているんだということを、大学職員を受験する前に最も理解しないとなりません。
大学職員というのは、「窓口に立って学生の手助けをする人」。
だけではなく、採用されたあなたが本当にやる仕事は、学生目線からするとずっと席についていて何をしているか分からない人なのです。
普通の女子大生が、大学職員に採用されるまで
このブログは、暇な大学職員(@univadm)だけでなく、某大手大学勤務の女性大学職員も執筆に協力頂いています。
今日は、そんな大学職員の生の声をご紹介。
女子大生から大学職員になって気づいたことをまとめてくれています。
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大学職員って本当にコスパいいの?
大学職員に内定をもらった女子大生が書いた自己PR
もともど、私が就職活動を始めた当初は、大学職員という仕事の存在にも気が付いていませんでした。
当初はマスコミ業界を志望していた私が大学職員を目指すに至ったのは、単純にそれまでの就職活動に限界を感じたからです。
業界研究も特に進んでいなかった為、そんな学生は当たり前に就活戦線からこぼれ落ちてしまうものです。
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大学職員になれるチャンスはいつ?
エントリーシートは通過しますが、「面接」がなかなか通りません。
そうなると、持ち駒がどんどん減ってきますので、急にあせり始めたのを覚えています。
就活解禁から半年弱経過していたので、とりあえず、やみくもにエントリーする日々。
そんなとき、リクナビから母校の求人情報を見つけたのです。
最初は大学職員という仕事にイメージが湧かずスルーしかけましたが、「自分が窓口に立っていたらサークルの後輩とかがウケてくれるかな~」という軽い気持ちでエントリーしてみることに。
ですがエントリーシートに書くための志望動機を考えてるうちに、だんだんと「大学でも自分のやりたいことが叶えられるのではないか」という気持ちに切り替わりました。
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大学職員の志望動機で悩んでませんか?
就活をすすめるうちに大学業界についての熱意が高まったともいえるし、自己暗示にかかったともいえるかもしれません。
当時も今も、一般企業と大学業界のどちらも日本全体を活性化することはできるんじゃないかなーと思っています。
あえて言えば、「一般企業は利潤の追求によって日本経済を活性化する」・「大学業界は優秀な人材を社会に送り出すことで世の中に寄与していく」というふうに、当時は考えていました。
女子大生はこの自己PRで大学職員に内定
私は新卒で大学職員になり、その後、他大学に転職した珍しい経歴です。
人気の職種である大学職員を辞めたときのお話。
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大学職員もラクじゃないかも…
大学職員から大学職員の転職したときは、大学事務という仕事をかなり理解できていたので、転職活動で相当有利でした。
このブログでも散々言われている、大学職員という仕事をいかに理解しているかということですね。
ただ、新卒時代の自己PRを引っ張り出してみると、やはり今見るとまだまだ改善の余地があります。
しかし、新卒の大学職員であれば、これ位の自己PRがあると、大学への想いが語れれば合格してしまうのも事実です。
🔳新卒時代の自己PR
私は大学1年生からコーラスサークルに所属し、仲間たちとハーモニーを重ねてきました。コーラスは、それぞれのパートが独立した役割を持ちながら、それらが集合して初めて形となるものです。自分の役割を責任を持って果たしつつも仲間と足並みをそろえ、少しずつ調整をして完成形まで持っていく。この作業を繰り返していくことで少しずつ私たちグループのファンを増やし、大学3年生の冬には200人の観客でライブハウスをいっぱいにすることもできました。学生時代を通して培ってきたこの責任感と協調性を、大学職員としても発揮していたいと考えています。
いかがですか?それ程高度な内容ではないですが、学生らしい自己PRであると思いたい…
新卒で大学職員になったメリットとギャップ
熱い思いを持って大学業界に飛び込んだ私ですが、百聞は一見にしかず。
いい意味でも、悪い意味でも、想像通りにはいかない毎日が待っていたのです。
結局、新卒で入った大学の職員は辞めちゃいました。
大学職員が想像より良かったところ
- 休みがとりやすい
いきなりそんなところ?という感じですが、これは本当にありがたいです。 - 思ったよりのんびりしている
漠然と「働く」ということは毎日ぎりぎりまで全力投球すようなイメージがあったので、大学ののんびり具合に驚きました。気楽ですけどね!
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大学職員のホワイト感は異常
大学職員という仕事が想像より微妙だったところ
- 結構閉ざされた世界
大学や部署によっても違うと思いますが、本当に外と関わる機会がない!自ずと空気もよどんでいく気がします。 - 思ったよりのんびりしすぎている
もっとバリバリ働けると思っていたけど、その熱意が空回りして…就職してから最初の方は気持ちを持て余して結構つらかったです。
こんな感じでしょうか。
新卒は基本的にやる気に満ち溢れているものだと思いますが、私の場合は母校に勤めたこともあってかなり熱意があったと思います。
しかももともとは大学の落ち着いた雰囲気(=のんびり具合)に特に魅力を感じずにいた私ですから、入ってからの一番の衝撃は大学に流れる空気の穏やかさにありました。
一般企業では利益の追求やノルマのクリアという大きな目標がありますが、大学ではわかりやすい数値目標が立てにくいという部分があります。
その穏やかさに助けられる部分もあれば、もどかしさに苦しむことも…。
ついでに言うと、大学の事務組織という閉ざされた世界では、少し変わった人が生き残っていたりします。
そういう人とどうやってうまくやっていくのか…非常に大きな課題だと思います。
新卒で汚れを知らなかった私は入職直後見事にその罠にかかり、それは3年後転職する理由のひとつにもなりました。
最後にひとこと
これまで大学職員として二つの大学に勤め、大学職員生活も8年目です。
最近は大学職員を目指す方も増えてきていると聞きますが、今回こういった記事を書くことで自分自身も大学職員という仕事を見直す機会を得る事が出来ました。
みなさんの応援をしながら、自分自身も励ませたような気分です。
明日からまた新たな気持ちで大学運営に勤しみたいと思います!
また記事を書きますので、みなさまに見ていただけると嬉しいです。