そんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 累計259名が2022年1月時点で合格して分かった、自己PRの正解
- 大学職員と関係無さそうな仕事であっても、コツが分かれば自己PRは簡単に書ける
弊ブログでは累計259名が2022年1月時点で合格しました。
2020年は108名、2021年は73名が合格しており、大学職員の転職ノウハウが相当数蓄積されてきた自負があります。
大学職員に転職したいと思ったとき、まずやるべきは『自己PR』・『志望動機』を考えていくことですが、大学職員の転職において、これらには合格できるコツが明確に存在します。
また、95%以上は大学職員未経験の全く関係ない仕事からの転職組であり、大学職員と関係無さそうな仕事をしていたとしても、合格までたどり着く正解の自己PRがあるのです。
この記事では、大学職員の自己PRをどうやって考えていくかという点に絞って解説しています。
大学職員のエントリシートはかなり長い文章を書かせることが多いので、まず自らの基礎を自己PRで固めておかないと、大学職員の選考を勝ち進んでいくことはできません。
弊ブログの合格成功ノウハウを詰め込んだ記事となっていますので、ぜひ何度も読み込んでみてください。
また、志望動機も一緒に考えたいと言う人は、『大学職員の志望動機を〆切ギリギリでも失敗せずに書けるノウハウ』も併せてお読み頂くことでエントリシートが進みます。
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大学職員の自己PRと志望動機の関係を知らない人は失敗している
大学職員の転職活動において、最も大変なのはエントリシートを書いているときです。
いや、むしろエントリシートを書く前段階の構成を考えているときかもしれません。
特に、大学職員の自己PRや志望動機にはみなさん悩まれており、弊ブログからも累計259名が大学職員へと2022年1月時点で転職成功していますが、共通して苦労されています。
この記事では、大学職員の自己PRの書き方にフォーカスしていますが、自己PRと志望動機の合格できる関係をまず知って頂きたいです。
大学職員の転職活動において、最も大切なことは、民間企業時代の実績ではありません。
むしろ、弊ブログから大学職員に転職成功している人は、民間企業が嫌とか向いてないなと思った人も多いです。
それでも大学職員に合格できたのは、大学職員という仕事が民間企業時代の実績ではなく、「大学職員という特殊な仕事に向いているかどうか」という評価軸で評価されるからです。
特に、ノルマや目標の無い世界で教員>事務職員という決定権の構図になっている為、民間企業のように自ら仕事を作り出してバリバリ進めていける人材はほぼ求められていません。
むしろ、意思決定権が各学部にあり、トップダウンで物事を決めることが大学では無いので、各所の利害関係を調整しながら結論も導き出す調整業務が殆どです。
そのため、大学職員に必要な能力、評価される能力というのも、自己PRではやはり複数のステークホルダーとの調整力や過去の経緯を踏まえながら前例踏襲+αで業務を進められるものが求められています。
なので、自己PRと志望動機の関係においても、民間企業バリバリという自己PRはウケにくく、きちんと大学の意思決定構造(教員>事務職員)を理解した上で、教職協働できる人材が求められているのです。
弊ブログでは、「とにかく大学職員という仕事を理解し、具体的な業務名・プログラム名まで落とし込んで自己PRと志望動機を書く」ということを徹底しており、その結果、累計259名が大学職員へと転職成功しました。
志望動機の作り方も一緒に見ておく #大学職員の志望動機を〆切ギリギリでも失敗せずに書けるノウハウ
なぜ大学職員になりたいのか?これを答えるだけで80%は選考通過
なぜ大学職員になりたいのか?この質問に面接用の建前で答えられるようになれば、一次面接は80%以上の確率で通過できると思います。
なぜあなたは大学職員になりたいのですか?と聞かれても、ホンネは「楽そうだし、ノルマも無いし、年収が高くて休みが多いから」というのは、みんな共通で面接官も分かっています。
ただ、グループ面接に実際参加してみると、さすがにこのホンネは伝えないにしても、「民間企業だとノルマがあるから、そうじゃないサポート役の大学職員になりたいと思った」、「ワークライフバランスが優れており、家族との時間も持ちながら働けると思った」ということを話す人が普通にいることが驚きでした。
ホンネと建前を重視する日本人で、遠回しに仕事が楽そうだからという志望動機は、みんな本心では思っていますが、オフィシャルな場で受け入れられるはずがありません。
- 理念に共感した
- 母校でお世話になって恩返しがしたい
- 学生のサポート(ほとんどの場合就職活動)がしたい
というのも、不合格になる、大学職員志望のきっかけです。どれだけ面接対策で苦しんでいたとしても、この3つだけは絶対に言わないほうが良いです。
弊ブログでは、「なぜ大学職員になりたいのか?」とうポイントに対しては、大学職員という仕事はこういうもので、その仕事には自分のこんな能力が活かせそうだと感じたからとう答え方をお勧めしており、実際にそれで多くの方が大学職員へと合格しています。
これは、自分なりに大学職員とう仕事がこういうものだと定義付けされており、少しは考えてきたんだと面接官に伝わる他、「いや、大学職員はそういう仕事じゃないよ」と否定されても、「じゃあ、どんなものなのですか?」とこちらからも聞けるものである為、面接が成立しやすいです。
理念に共感、母校だから、学生のサポートがしたいからとう志望動機をひたすら面接の自己PR時から面接官は聞かされ続けて疲れているので、自分はそうじゃないよということを伝えてあげることが大切です。
大学職員になって貢献できることを民間企業出身者が考えるコツ
大学職員になって貢献できることを考えるのは、自己PRを考えていくうえで非常に重要です。
特に、大学職員の自己PRや志望動機で、1.理念に共感した、2.母校だから、3.学生のサポートがしたいという三大不合格直結理由を話す人がほとんどなので、きちんと大学職員になって貢献できることを話せるとポイントが高いです。
具体的には、現職と大学職員の仕事の共通点を見出す作業からスタートです。
弊ブログでは、大学職員の仕事理解系の記事などボリュームは多いですが、多くの対策系記事がありますので、そちらも併せて読んで頂き、大学職員の仕事でどんな能力が必要で、自分はどの部分から貢献できそうかという点を考えることが重要です。
全然、大学職員と関係が無さそうなアパレルの販売職を例に出すと、
- 来店した客に対して服を売って満足してもらえた→大学職員になって保護者対応で満足度を高められる
というのは、安直すぎる大学職員になって貢献できることで不合格です。ただ、
- 来店した客が季節違いのものを買いたいニーズがあり、それを他店舗と調整して自分の店舗にも融通してもらって販売した
という経験であれば、客が持っているニーズを顕在化させ、他店舗や流通センターと調整した上で物品の購入まで持っていけたというのは、大学職員の仕事でもカリキュラムの見えていない部分以外の課題に気づき、教員とその課題の解消や改善に取り組めるというところまで繋げると、大学職員の仕事としての方向性が合ってきます。
また、販売以外でもデータの分析や他部署との調整経験があれば、それを具体化させることもでき、一見大学職員とは関係が無さそうな業務であっても、きちんと大学職員の具体的な仕事を話せるのであれば、関連あるように見せることができるのです。
そのため、弊ブログでは大学職員という仕事を深く理解し、具体的な部署名やプログラム名まで落とし込んで話すことができることを最も大切にしています。
それは、自分が営業を受けるときに、自社のことを全く知らないひととは何話したいいか分からず話が盛り上がらないですよね?それと一緒で、勉強してきたなという人のほうが人間は好感を持つからです。
このブログから407人が大学職員に内定しました
2024年4月までに
大学職員を目指せるエージェントのまとめ
弊ブログからは、2018〜2024年で407名が大学職員へと転職しました。
大学職員の転職は情報戦です。自分の知らないうちに求人が出ていることを避けないといけません。
弊ブログでの実績のある、合格者がみんな使っていたエージェントは2つだけですので、シンプルです。
早めの登録と活用がポイントになります。
大学職員に転職できるエージェント
リクルートと並ぶ実績のあるエージェント
大学職員に転職したいなら、教務事務を理解することが内定への近道
この写真は早稲田大学の組織図です。赤色が教務系部門、青色が法人系部門という色分けをしました。
※それ以外は殆ど事務職員がいなさそうな部門の為、割愛
結果、圧倒的に、教務系部門の数が多いことが分かります。
ここで言う、「教務系部門」とは、教育・研究に関わる部門と言うこと。
大学の根幹は教育と研究で、その主役が教員でありますが、その数が多ければ多い程、その部門に配置される事務職員の数も多くなってきます。
人数配置のイメージとしては、教務系部門7割、その他部門(法人系・付属校)3割ぐらいの内訳でしょうか。
なので、教務系部門の仕事を理解することイコール大学職員の主な業務を理解したことに繋がり、内定する確率がアップするということになります。
ちなみに、教務系部門と一口に行っても、
- 学部事務所
- 教養教育系部署
- 教職課程運営部署
- 英語教育系部署
- 学事系部署
など多岐に渡ります。
数も多いので、今回の記事では学部事務所の仕事について書いてみようと思います。
あなたが通っていた大学の事務所を思い出しながら読み進めてみて下さい。
大学職員の自己PR・志望動機を教務系部門で書く為のテンプレート
仕事ナビでは、大学職員の仕事を分解し、教員との関わりや大学特有の会議の運営方法等にフォーカスしています。
これを理解することこそ、「大学職員の仕事の理解」へと繋がり、内定への第一歩です。
それでは、共通の仕事ナビフォーマットを利用し、学部事務所という仕事について考えてみましょう。
ただ、学部事務所のなかでも多くの仕事があります。
とても一回では説明しきれないので、今回は学部事務所の大枠を理解できるような記事だとご理解下さい。
あなたが大学に通っていたとき、学部事務所にお世話になった方って少ないと思います。
実際、大学職員の転職面接でも、みなさんあまり具体的なイメージが湧いていません。
このブログの記事で、学部事務所の仕事や教務系部門の仕事に詳しくなって頂けると幸いです。
特に、学部事務所となると学部所属の教員や学生を相手にすることになる為、それぞれに異なるスキルが必要となってきます。
なので、教務系部門に仕事を理解することは大学職員の転職対策のとても大切な部分を占めています。
大学職員の転職面接のネタ作りだと思って、お読み下さいませ。
大学職員に転職できる自己PRのテンプレート集−教務系部門(学部事務所)編−
学部事務所の仕事は多岐に渡ります。
その分、転職希望者にとっては、ネタの宝庫。
どんな仕事があるのか把握し、あなたの自己PRや志望動機に繋げて下さい。
仕事内容 | 【共通】
【教員向けの仕事】
【学生向けの仕事】
【他のステークホルダー向けの仕事】
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必要な能力・スキル |
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残業時間の目安 |
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大学職員としての使命・取り組み | 【対教員との関係】
【対学生との関係】
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教員との関わり方 |
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会議の運営方法 |
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懸念事項 |
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その他 |
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大学職員へ転職したいなら教務系部門で自己PR・志望動機を書くべき理由
大学職員に転職しようとした際、鬼門は「自己PR・志望動機」の書き方です。
某転職サイトでは、こんな志望動機の例がUPされていました。
貴校が、他大学に先駆けてキャリア教育に取り組まれてきた点に共感し、応募しました。特に、貴校に合格した高校生に向けて、入学前にキャリアについてのセミナーを行うなど、学生生活への意識を高めてもらう取り組みに魅力を感じています。前職でもキャリアセンターで継続的な学生支援を行い、就職率のアップに貢献してきました。この経験を生かして、学生が将来を見据えた学生生活を送れるように支援していきたいと思います。
転職サイトや転職エージェントとしては超使えるサイトなのですが、志望動機はかなり残念・・・。
「普通」どころか、どこでもやってる「他大学に先駆けたキャリア教育」なんか書いちゃってるので、薄すぎる印象です。
大学職員の転職面接に通る志望動機・自己PRをどのように書くか。
これが全てです。
大学職員の待遇に魅力を感じて転職してきていることは、面接官側も当然知っています。
「年収が高くて休みも多くてノルマも無いお仕事」
そんな大学職員に転職したいホンネを、どのように具体的な仕事内容に落とし込んで面接で語るのか。
このブログではその答えをお伝えしています。
■大学職員への志望動機・自己PRの書き方が分からないときに読む。
志望動機の書きが分からない人向けのまとめです。
実際、資格無し・英語全くできない私が、大学職員に転職できた秘訣をまとめています
コピぺOK!学部事務所勤務を想定し、大学職員の志望動機・自己PRを書く方法
このブログの管理人は、実際に面接官を担当しています。
その経験から、最もみなさんが話しにくそうにするのが、志望動機や自己PRなんです。
ここでは、大学職員の転職面接に耐えうる、大学の中の人が伝授する志望動機の答えをお伝えしてしまいます。
コピペOK・使い回し上等、です。
あなたが大学職員に転職する為に、このサイトを使いまくって下さい。
前職では、●●という仕事を通し、①事前調整の重要性、②業務の先を見越した段取りの大切さを学びました。大学職員という仕事は、教員や学生、その他多くのステークホルダーと関わる仕事であると理解しています。その際、最も大切にしたいことは、「自分の担当業務の波及先を見極める。」ことです。具体的には、大学職員の仕事について学んでいくなかで、私自身の能力は御学の教務系部門で活かせるのでないかと考えました。例えば、学部事務所において「カリキュラムの改革」に携わろうとした時、1)現行カリキュラムの課題認識、2)現行カリキュラムと新カリキュラムのシステムにおける差分の把握、3)新カリキュラムに移行していく際の資格課程の経過措置の把握など、事務職員であるからこそ、現行業務を細部まで把握し、教務システム面から教員に提言できるような仕事があると感じています。アドミニストレータとして、教員をサポートする業務を大切にしながらも、教職協働における事務職員であるが故の視点を活かし、御学の発展に貢献していきたいと考えております。(453文字)
いかがでしょう?
某転職サイトさんの志望動機よりは非常に具体的になったのではないかと思います。
大学職員への転職で、自己PRや志望動機を書くポイント−教務事務編−
大学の教務事務というのは、大学運営の根幹に関わる、非常に大切な仕事です。
教員はティーチングのプロですが、教務事務や教務システムのプロではありません。
大学職員には教育に関する決定権はありませんと重ねて書きました。
ただ、教員が事務職員に期待しているのは、教員が発案した具体的なアイデアを、カタチにするためシステムに落とし込む仕事です。
つまり、教員の夢物語を履修システムや現行制度内でいかに実現するのか。
落としドコロを探る仕事であると思って頂いたほうがいいかもしれません。
なので、学生の教育にどう携わりたいのかという夢を志望動機で語るのも良いのですが、それは新卒が書くような志望動機です。
中途採用は中途採用らしく、客観的に大学職員という仕事を分析しながらも、したたかに仕事を回していく能力をPRすべきであるというのが持論です。
その視点に沿い、大学教務事務に関する志望動機・自己PRを書きました。
ただ、学部事務所にはその他にも多くの仕事があります。
これからも、このブログは、あなたが大学職員に転職できるように全力でサポートします!!
お読み頂き、ありがとうございました!