大学職員へ転職したい人向けに、現役大学職員がナマの情報をご提供中。
中の人にしかわからない情報を提供していますので、大学職員に転職したい人のお役に立てれば幸いです。
今日は、本学に採用された同僚が、大学職員に転職することで年収が350万円アップした事例をご紹介します。
民間企業から、どのようにして大学職員に転職することができたのか、大学職員のメリットは何なのか、全部話してもらいました。
大学職員という仕事は、対策したら合格できます!
私が大学に転職した際、中途採用組の同僚は何人かおり、前職の職種はみんな異なります。
海外大学卒のコンサル出身、大手企業出身、中小企業出身まで、様々。
ただし、共通しているのは、大学職員という仕事をよく研究していました。
私が受験した年は倍率が低めで、約100倍。
なので、無策で合格することは非常に厳しいです。
大学職員に転職したいのであれば、しっかり仕事への理解や大学という組織の研究が必要です。
大学職員への転職で、年収350万円アップを実現した同僚のスペック
その中で、年収300円台の中小企業から大学職員に転職していきた同僚がいました。
しかも、他大学卒。
どうやって合格したのか、気になりますよね。
なので、今日はこの記事で、年収300万円台の企業から一気に年収を350万円アップさせた秘密を語ってもらうことにします。
その前に、その同僚のスペックを紹介すると、こんな感じ。
年齢 | 28歳 |
---|---|
前職 | スーパー |
年収 | 380万円 |
結婚 | 既婚 |
出身大学 | 地方私立大学 |
英語 | TOEIC300点台 |
本人曰く、ごく普通の地方勤務のスーパーの店員とのことでした。
ちなみに、現在は、大学の学生支援オフィスに所属し、大学独自の奨学金制度の運用や、保護者向け説明会での奨学金の説明等を担当しています。
最近は、通学できる大学に行きたいという志向が強い高校生が多い為、合格した時点で支給されることが決まる奨学金(入学前予約型奨学金)や、返済不要の貸与型奨学金への関心が高いです。
※奨学金については、日本学生支援機構のWEBサイト等に情報が掲載されています。奨学金政策への意見は面接対策の1つなので、一度読まれることがオススメです。
特に、最近の大学職員の面接テーマだと、「学費の出世払い」(財務省は反対していますが)も大学内ではホットなワードとして取り扱われます。
「大学」に関するニュースに対し、自分なりの意見や、前職での業務との関連性をアピールするのはとても有効なので覚えておいてください。
どうやって大学職員に転職したのか
その同期曰く、大学職員には狙って転職したそうでした。
やはり、狙ってた分、大学職員や大学という仕事への理解はピカイチ。
学歴や前職の企業規模で見劣りがする分、キッチリを対策をすれば大学職員って合格可能ですよとのこと。
そのなかで、最もその同期が取組んだのは、
転職エージェントへのPRして「非公開求人」を紹介してもらうことと、大学の長期事業計画を基にした地道な受験勉強
とのこと。具体的には何をしていたのか、次からまとめます。
このブログから407人が大学職員に内定しました
2024年4月までに
大学職員を目指せるエージェントのまとめ
弊ブログからは、2018〜2024年で407名が大学職員へと転職しました。
大学職員の転職は情報戦です。自分の知らないうちに求人が出ていることを避けないといけません。
弊ブログでの実績のある、合格者がみんな使っていたエージェントは2つだけですので、シンプルです。
早めの登録と活用がポイントになります。
大学職員に転職できるエージェント
リクルートと並ぶ実績のあるエージェント
転職エージェンとの「隠し求人」を狙う方法
他大学の事例を引き合いにだしながら、自分の面接の為の引き出しを広げるのは、大学職員への近道です。
さらに、同僚は、戦略的に転職エージェントへも積極的に自己PRしていたようでした。
大手の転職エージェントは、成功報酬型で転職者の年収の30%が会社の売上と言われています。
つまり、受からない人にダラダラ時間を掛けているのは自分の営業成績にならないということです。
では、どうするか。
大学職員というのは高給で、30歳の転職なら年収600~700万円は十分に狙えます。
そうなると、転職エージェントに、自分は大学職員が楽だからなりたいのではなく、しっかりとした対策を立てていて、合格する可能性が高いですよということを伝えることが大切になるのです。
転職エージェントはボランティアではありません。
営業成績になりそうなら付き合ってくれます。
そういう駆け引きをしながら、大学職員の「非公開求人」を紹介してもらうように依頼するのは、とても重要な転職への近道なのです。
このブログから407人が大学職員に内定しました
2024年4月までに
大学職員を目指せるエージェントのまとめ
弊ブログからは、2018〜2024年で407名が大学職員へと転職しました。
大学職員の転職は情報戦です。自分の知らないうちに求人が出ていることを避けないといけません。
弊ブログでの実績のある、合格者がみんな使っていたエージェントは2つだけですので、シンプルです。
早めの登録と活用がポイントになります。
大学職員に転職できるエージェント
リクルートと並ぶ実績のあるエージェント
他大学の長期事業計画を読み込んで対策を立てる!
同僚の受験対策は、大学職員という仕事を軸に組み立てた志望動機ではなく、大学の事業計画を基に受験対策を行ったそうでした。
しかも、読んだのは他大学。
例えば、早稲田大学を参考にすると。
早稲田大学では、「創立150周年(2032年)へ向けたビジョン」として、次の4本の柱を立てていました。
+世界に貢献する学生
- 世界平和・幸福の実現に関する研究
- 世界のリーダーである卒業生
- アジアのモデルとなる大学経営
これらは、非常にキラーキーワードになります。
しかも、これ、他大学の事業計画を見るというのがポイントなんですよね。
なぜなら、自大学の事業計画は誰でも見ているから。
大学というのは、他大学の事例や、取り組みをグッドプラクティスとして共有し合っているので、他大学の事例はマネではなく、参考となるのです。
特に、絶対見たほうがいいサイトは、こちらにまとめています。
www.daigaku-syokuin.com
大学職員へ転職する為に、イチバン大切にしたほうが良いことを書いたつもりです。
年収ほぼ2倍!労働時間大幅ダウン。大学職員の転職後と前職比較!
ちなみに、労働環境も比較させてもらえました。
大学職員になって、年収が350万円アップしながら、労働時間は大幅に削減されています。
比較項目 | 大学職員 | 前職スーパー |
---|---|---|
年収 | 730万円 | 380万円 |
年間休日 | 有給無しで135日 | 107日 |
残業時間 | 120時間 | 800時間 |
残業代 | 全額支給 | みなし労働 |
疲労 | デスクワークなので少ない | 一日中立っている為キツい |
将来的な年収 | 年齢給で1,000万円到達 | マネージャークラスで650万円 |
転勤 | 無し | 基本的に地元近く |
地場のスーパー勤務のメリットは、地元近くに入れること。これは大きなメリットです。
しかしながら、中小企業であるがゆえに、年収1,000万円に到達することは上級役員でないと無理です。
転勤が少ない代わりに、年収が低いというデメリットがあったのですね。
だた、大学に転職すれば、地元とは言いませんが、「地元近く」で転勤が無く、年収1,000万円にも年齢給で到達できるという利点があるんですね。
ちなみに、関東の大手大学であれば30歳で年収770万円を超えてきます。
www.daigaku-syokuin.com
大学職員って高給なので、転職するには本当にオススメですというのが同期の感想でした。
大学職員になって年収350万円アップさせた対策のまとめ
ここでは、年収380万円の中小企業から、年収730万円にアップさせた同僚の対策をまとめます。
他大学の長期事業計画を学び、受験先と比較すること。 |
---|
早稲田大学や慶應大学など、大手大学は長期事業計画用に特別なサイトを作ってPRしています。それらは絶好の教材です。受験先がまだまだ手が回ってなさそうなところが、面接でのPRポイントになるからです。ホットなキーワードとしては、①学生の地元志向・②文部科学省の定員厳格化・③奨学金政策あたりだと現役大学職員の私は考えます。 |
大学職員が読むサイトを使った学習 |
---|
ベネッセの「Between」や「大学時報」等、公開されている情報に多くのヒントが隠されています。大学職員向けにかかれたサイトを参考にした勉強は、大きなアドバンテージです。まず、ベネッセの「Between」で検索してみて下さい。読むだけで対策できます。 |
大学職員への転職の成功は、いかに「非公開」求人をキャッチするか。
私や同僚が大学職員になれたのは、「非公開求人」のお陰です。
ひたすらに、「非公開」の求人を探しました。
なぜなら、人事部で採用をしている友人が、転職エージェントを経由した「非公開求人」にシフトしていることを教えてくれたからなんですよね。
非公開求人は、当然、公開されていないので、チャンスを逃すと気付いたら知らぬ間に大学職員の転職枠を他人に取られちゃいます。
早めに登録して情報をキャッチするのが大切です。
本学も公開求人で2,000件超えるエントリーがあったことがトラウマで、最近は転職エージェントの『非公開求人』を活用させて頂いております。
実際、大学職員への転職に成功した私は、以下のサイトを使っていました。
このブログから407人が大学職員に内定しました
2024年4月までに
大学職員を目指せるエージェントのまとめ
弊ブログからは、2018〜2024年で407名が大学職員へと転職しました。
大学職員の転職は情報戦です。自分の知らないうちに求人が出ていることを避けないといけません。
弊ブログでの実績のある、合格者がみんな使っていたエージェントは2つだけですので、シンプルです。
早めの登録と活用がポイントになります。
大学職員に転職できるエージェント
リクルートと並ぶ実績のあるエージェント
読んで頂き、ありがとうございました!