そんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 第二新卒が一番大学職員に転職しやすい理由
- 累計220名以上が大学職員へ転職成功したノウハウ
弊ブログでは、累計222名(9月1日現在)が大学職員へと転職成功しています。
そしてそのうちの多くは、第二新卒が多いです。
大学職員の場合、年齢制限を設けている大学が多く、そのうちのほとんどは〜30歳までと設定していることが多いです。
その為、むしろ大学職員に転職するのであれば若いうちが有利だと考えているため、本日の記事では第二新卒のうちに大学職員へと転職するメリットとノウハウをお伝えします。
いまの仕事が合わないからスグ辞めたい、将来的にラクな仕事がしたいのであれば、大学職員を考えてみてください。
選考が特殊でコツが必要な為、弊ブログからの合格者のほとんどが民間企業での実績はゼロです。
むしろ、民間企業が合わないから大学職員に転職したというひとばかり。
いまが合わないのであれば、若手のうちが優遇されている第二新卒での大学職員というのを目指す方法をぜひ知って頂きたいです。
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第二新卒で大学職員に転職するのがコスパ最高な理由
大学職員を目指す場合、圧倒的に新卒よりも、中途採用のほうが合格しやすいのはご存知でしたでしょうか。
というのも、大学職員の新卒は、ほとんどを自分の大学から採用します。
例えば、関西大学の新卒採用の場合、他大学出身の合格者の倍率は直近3年で64〜303倍です。
関連記事>>>大学職員の倍率を下げる方法|210名が転職成功【2021年版】
しかも、新卒採用の場合はやはり体育会出身が強いですし、やはり成績(GPA)も低いとかなりその点についてツッコまれます。
民間企業であれば、いや〜サークルやバイトがんばってて全然勉強してませんでした!という回答でも全然OKなのですが、大学職員の場合は完全にNGです。
なので、非体育会でGPAも低い場合、新卒よりも圧倒的に中途採用のほうが合格しやすいと言えます。
しかも、新卒の場合はリクナビや大学HPからの公募ですが、中途採用だと非公開での転職エージェントというのも登場しますので、転職方法が多彩で複数あるというのも特徴です。
( →非公開求人を最大手のリクルートエージェントで探してみる )
大学職員を第二新卒で目指すことのメリット・デメリットまとめ
大学職員を第二新卒で目指す場合、メリットとデメリットをまとめていたのですが、正直メリットが多すぎて改めて驚いてます。
最近であれば、大手民間企業だとテレワークが多く、働き方改革で明らかにラクになっているので、そちらのほうがオススメですが、そうじゃないなら大学職員のほうが楽でしょう。
- 転勤無し
- 営業ノルマ無し
- 夏休みと冬休みで合計1ヶ月以上
- Fランク大でも日本の平均給与ぐらいは余裕
- 大手大学なら年収1,000万に40歳代で十分到達可能
- 一生ヒラ社員のままでも年収1,000万円超える
- 年齢給なので出世競争無し
大学職員のメリットについては、みなさんが想像できる感じの『楽で年収が高そう』というのは合っていますが、実際に転職してみると、想像以上に年収は高いです。
関連記事>>>大学職員の年収ランキング|現役が解説する内部情報【2021年版】
出世競争やノルマが無いのに、日本の一流企業ぐらいを年功序列で全員が貰える感じでしょうか。
勤務先 | 大手民間企業 | 大学職員 |
---|---|---|
年収 | 800万円 | 750万円 |
年収1,000万円にいつ到達するか | 30代前半 | 30代前半 |
年間休日 | 124日 | 140日 |
有給取得日数 | 5日 | 25日 |
テレワーク | ほとんどテレワーク | 皆無 |
転勤 | 海外・全国 | 無し |
夏休み | 1週間 | 2週間 |
冬休み | 1週間弱 | 2週間 |
企業の財務的な安定度 | 安定 | 安定 |
知名度 | ◎ | △ |
仕事の面白さ | 面白い | 普通 |
裁量 | 大手企業であるが故、殆ど無い | 担当制なので意外とある |
出世競争 | 超厳しい | 皆無。年功序列。 |
上司 | 人に拠る | 出世競争が無いので、基本的に良い人 |
先輩 | 人に拠る | 出世競争が無いので、基本的に良い人 |
逆に、大学職員のデメリットを考えるのであれば、コロナ禍でもテレワークが皆無であることでしょうか。
毎日出勤しないといけないのは、せっかく働き方が変わるチャンスであるコロナ禍において、本当にめんどくさいです。
- テレワークが全く無い
- ノルマや営業成績が無い代わりに、事務作業メインで面白みは無い
- 大学職員に転職すると、そこから再度転職するような社会的なニーズは無い
民間企業から大学職員に転職して、ノルマや出世競争から開放されるメリットは大きいのですが、そこから再度営業をしようとおもったときなどに、社会的な転職ニーズは無いので、大学職員になったら一生いたほうがいいです。
第二新卒で大学職員を目指せるギリギリ年齢はいつまで?
第二新卒の定義は明確でなく、一般的には25歳以下、就労3年以下の求職者を第二新卒と呼んでいますが、企業によって捉え方は異なりますし、第二新卒という枠を特に設けず募集をおこなう企業も増えてきています。(マイナビ転職より)
第二新卒で大学職員を目指す場合ですが、『3年ぐらい働いたほうがいいですか?』との質問を弊ブログで実施している無料の転職相談用LINE@にいただきます。
この結論ですが、大学職員に限った場合は、早くてもOKというのがお答えです。
弊ブログからの大学職員内定体験談においても、新卒すぐに会社を辞めた人(早い話、ニート期間中)も、大学職員に合格できているのですが、これは大学職員転職にみんなが知らないコツがあることに起因しています。
大学職員への転職の場合、民間企業での実績は全く関係なく、それよりも『大学職員という仕事の理解・大学職員に転職して具体的になにをするのか』という仕事理解の部分をかなり問われるからです。
ということは、民間企業を第二新卒どころかすぐに辞めたとしても、大学職員への理解をキチンとすれば合格できるラインにもっていくことができるのです。
関連記事>>>【内定体験談】新卒すぐに会社を辞めたニートが大学職員面接で聞かれた質問集を見てみる
また、大学職員という仕事が特殊であることから、民間企業経験が長いよりもある程度の若手を採用する傾向にあります。
これは、新卒だと大学職員の世界しか知らない為、それ以外の世界を見てきたなかで大学職員に向いていそうなひとを採用したいという大学側にニーズによるものです。
むしろ、最近では全職員に占める中途採用比率が60〜70%になっている大学もあり、民間企業経験を大学職員で生かしたほしいと言うのは大学業界の共通認識となりつつあります。
特に、第二新卒は民間の転職支援会社のサポートも手厚くなっており、ビズリーチなどのハイスペック向けよりも、汎用的な非公開求人を扱っているリクルートエージェントなどが最大手でメジャーだと思われます。
公務員を第二新卒で狙うより大学職員が給料高いし簡単だからオススメ
第二新卒で公務員になりたいと思うひとは多いですが、公務員試験というペーパーテストがあることを考えて、私は断念しました。
最近では公務員専用の独自試験を課さないところも増えつつありますが、やはり公務員の場合は最低限のペーパーテストでの得点というのは必須です。
そうなると、分数の割り算ができなかったり英語がTOEIC300点前半の私では、公務員になることができないと早々と見切りをつけて、大学職員に絞った経緯があります。
弊ブログの人気記事(大学職員の志望動機は考えなくてOK!コピペで書ける志望動機)でも紹介していますが、大学職員であれば勉強ができなくても面接対策に注力することで合格が可能です。
そして、公務員と大学職員を比較した場合に、圧倒的に大学職員のほうがおすすめだと言えるのは、年収が違いすぎるというところでしょうか。
- 民間企業の平均年収:約430万円
- 公務員の平均年収:約630万円
- 国立大学法人大学職員の平均年収:576万円
- 私立大学職員の平均年収:732万円
公務員のボーナス支給のニュースなどを見ると、民間企業よりも高いというので叩かれていますが、その影に隠れて実は私立大学職員は公務員よりも全然年収が高いです。
大手の私立大学職員となると、新卒でボーナス100万円超え、30歳ぐらいになるとボーナス200万円以上は特に多い訳でもありません。
関連記事>>>コロナでも冬のボーナスが増えた大学職員【平均支給額283万円】
私立大学職員の場合、公務員ではありませんから叩かれないのですが、実際は多くの税金が投入された上に、法人税などが非課税です。
そのありがたい環境に民間企業から第二新卒のうちで転職してしまうのは、ワークライフバランスの向上や仕事を楽にして年収を上げたい場合は最適だと言えます。
その上、公務員は勉強ができないと公務員試験には合格しませんが、大学職員の場合は勉強せずにエントリーシートや面接対策に注力することで、弊ブログだと累計220名以上が合格することができました。
民間企業で働いていると公務員試験との両立はかなり厳しいですが、仕事を辞めてニートになりながら公務員試験を受けるのもリスクです。
その場合には、大学職員はエントリーシートや面接対策への注力で合格できます為、転職する際のリスクやコスパが良いと言えます。
大学職員の求人まとめについては、弊ブログだと毎週末に更新しています。
7月・8月ともに累計100件以上の大学職員の求人が出ていますから、随時確認することをオススメします。 → 最新の大学職員求人まとめを見る(毎週末更新)
公務員から第二新卒で民間企業に行くのはムリゲーだからやめとけ
第二新卒で転職したいと思った場合、民間企業を辞めて『精神的に楽な仕事』をしたいというニーズが最も強いのは当然です。
ただ、意外と公務員を辞めて民間企業にいきたいという人も、実は多いです。
- ワイはこんな脳みそ溶ける仕事で生きていくんか
- 公務員、つまらないし、給料低い。転職できるものならしたい
- わい底辺自治体職員はぬるま湯に慣れすぎてもう取り返しがつかない
公務員も部署ガチャで忙しいところももちろんありますが、その多くは暇です。
仕事も、面白くないと思っているひとが多くいますが、そのほとんどは『安定してるし地元にいれるし他の民間企業に比べたらマシだろう』ぐらいの感じで働いているのではないでしょうか。
民間企業→公務員であれば、民間の忙しさを知っているので、もう公務員でのんびりしたいという思いで転職してきているので受け入れれますが、新卒で公務員だとやはり辞めたいという思いが強い人も多いです。
ただ、公務員を辞めて第二新卒で民間企業に転職したいと思っている場合は、そんな正義感捨てて染まってしまったほうが良いですよというお話。
- 公務員は公務員も楽じゃないとか言うけど民間から公務員に転職してキツくなった言っとる奴1人も知らんわ
ピュアな人は、公務員だと自分の能力が付かないと言いますが、そんなこと最初から分かっていたことなので、せっかく楽な仕事に就いているんだから、プライベートを充実するほうに全振りしたほうが公務員はおすすめです。
人間、わがままなのでもし仮に民間企業に転職したとしても、忙しいとかノルマが大変と必ず考える為、いまもし公務員をやっているのであれば、辞めるなど考えずに思いとどまるのが正解。
ただ、公務員から大学職員になるひとは一定数おり、公務員という仕事の進め方(議会で決まったことをやる・会議と紙の書類文化)は転用できるので、大学職員を目指すならアリかなと思ってます。
むしろ、大学職員のほうが公務員よりだいぶ年収が高い(大手私立大学なら30歳で700万円ぐらい)ですし、休みは圧倒的に私立大学のほうが多いため、公務員辞めたいなら大学職員を目指すのがコスパ最高です。
一応、転職エージェントで公務員から民間企業を探すことはできますが、まあまともなホワイト優良企業はほとんどありません。
それであれば、転職エージェントで大学職員を探したほうが有意義かつ休みも増えて年収も高いのにと、第二新卒で転職したいひとを見ているといつも思います。(→最大手のリクルートエージェントで自分の価値を見てみる)
公務員狙いの第二新卒は面接対策だけで大学職員に合格できる理由
公務員から大学職員・公務員を考えていたけど大学職員も見たいというひとは、実は一番有利なのは知っていましたか?
- 国立大学法人や公立大学法人→統一試験もしくは独自試験(公務員準拠)での成績が重視されるので、もともと勉強していると有利
- 私立大学→試験はSPIなどで重視はされないが、公務員の勉強をしていたなら余裕
公務員を目指している人の場合、公務員独自の試験勉強をしていますから、その勉強はキープしたままに大学職員の合格を目指せます。
特に、民間企業から大学職員を目指すひとは、普段の仕事が忙しいのでなかなか勉強までは手が回りません。
それに比べて、現職公務員や公務員志望者は試験に向けた勉強をした経験があるので、基礎学力という観点から大学職員の転職には有利なのです。
弊ブログでは、累計220名以上が大学職員へと合格していますが、その基礎学力と面接対策をできれば、かなり合格まで近づけるというのは間違いありません。
特に、大学職員の場合は仕事の進め方が会議文化で教員に決定権があるという、公務員と似た業務フローであるので、公務員対策はかなり有効です。
決定された政策に対して、具体的なプロセスを考えて、決定権者を押さえていくのは公務員も大学職員も同じだと思いますから、それに大学職員的なテイストをかけ合わせると良いのです。
弊ブログでは、具体的な志望動機の考え方記事が人気ですが、常に事務方だけでなく大学職員には教員という人間がいて、そこと一緒にどう働くかという視点を大切にしてもらえたらなと思います。
- 2040年に向けた高等教育のグランドデザイン(中教審)→大学の今後の方向性が書かれている
- 大学時報(私大連盟)→他大学の事例がたくさん
- Between(ベネッセ)→高校・大学関連のニュースが多い
これらのサイトは非常に大学職員に関する基礎知識を付けるのに最適ですのへ、弊ブログの仕事紹介記事を見ながら、自分だとどんな能力を活かせそうかという観点から考えてみてください。
(記事を全部読んだの、記事一覧を見てみる)